大型化するBMWのミニバン「2シリーズ アクティブツアラー」次期型はIAAモビリティでデビュー?

■グランドツアラーの廃止により7人乗りミニバンへ成長

BWMは現在、コンパクトミニバン「2シリーズ アクティブツアラー』次期型を開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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BMW 2シリーズ アクティブツアラー 次期型プロトタイプ

ニュルブルクリンクに出現したプロトタイプは、これまででもっともカモフラージュが軽く、ワールドプレミアの準備が整っているようにも見えます。

2シリーズ アクティビティツアラーは2014年に発売、その後第2世代となるアクティブツアラー開発車両を2019年9月に初めてスクープに成功しました。それ以降、プロトタイプは徐々にカモフラージュを落とし現在に至っています。

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BMW 2シリーズ アクティブツアラー 次期型プロトタイプ

最後にプロトタイプを見たのは今年初めですが、それと比較するとグリルデザインがより露出、拡大されていることがわかるほか、フロントバンパーのコーナーには縦スリットのインテークも見えます。

また完全に新設計されたLEDデュアルデイタイムランニングライトを装備、サイドミラーがAピラーからドアへ移動し、視界が向上するだでしょう。リアエンドではバンパー、L字型テールライト、バックフォグランプも生産仕様と思われます。

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BMW 2シリーズ アクティブツアラー 次期型プロトタイプ

新型では、現行モデルの特徴的MPVシルエットを維持しながら、モダンで、筋肉質、かつスポーティなデザインに進化。7人乗りグランドツアラーが廃止される可能性が高く、アクティブツアラーに3列シートが設定されると予想されています。

キャビン内では、「iX」でもみられたスイッチ形状のギアシフター、最新のインフォテイメントシステム、湾曲したダッシュボードを搭載、ヒーター/エアコンなどはディスプレイでの操作によって制御されます。

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BMW 2シリーズ アクティブツアラー 次期型プロトタイプ

新型のアーキテクチャには「UKL」プラットフォームのアップグレード版を採用、これは次世代のX1、およびX2もサポートするとみられます。

パワートレインには、最高出力140psを発揮する1.5リットル直列3気筒ガソリンエンジン、最高出力150psおよび190psを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン、プラグインハイブリッドなどがラインアップされるでしょう。

PHEVでは「225xe」で見られるものの進化系で、1.5リットルエンジンとリアマウント電気モーターを組みあわせ、最高出力224psを発揮、全輪駆動で提供されます。また10kWhリチウムイオンバッテリーを積み55〜57kmのEV航続を実現します。

2シリーズ アクティブツアラー新型のワールドプレミアは9月に開催されるIAA モビリティ2021が有力です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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