BMWの大陸横断バイク! 1.8L水平対向ツイン搭載の「R18トランスコンチネンタル/R18B」が登場

■高級ツアラーとバガーの2タイプが登場

クラシカルでアメリカンなスタイルに、1.8Lもの大排気量の水平対向ツインエンジンを搭載したBMW「R18」シリーズに新型が登場しました。

ラグジュアリーなグランド・アメリカン・ツアラー「BMW R 18 Transcontinental(アール・エイティーン・トランスコンチネンタル)」と、アメリカで人気のバガー・スタイルを採用した「BMW R18B(アール・エイティーン・ビー)」が、8月5日に国内導入されることが発表されました。

BMW大型バイクR18トランスコンチネンタルとR18B登場
BMWの新型バイク、R18トランスコンチネンタル(左)とR18B(右)

●伝統のボクサーエンジンを搭載

「R18」シリーズは、BMWの伝説的バイク1936年製「R5」のスタイルをオマージュしたヘリテージ風のスタイルに、BMW製バイク伝統の水平対向2気筒、通称「ボクサーエンジン」を搭載した大型バイクです。エンジンにはボクサーツイン史上最大排気量の1.8Lを採用、長距離ツーリングなどでパワフルかつ快適な走りを実現するモデルです。

今回発表された新型2モデルは、いずれもアメリカや欧州などの広大な大陸をロングツーリングしても快適な走りが楽しめる、まさに「大陸横断」バイクとも呼べる仕様です。

まず、高級ツアラーのR18トランスコンチネンタルには、風の抵抗を防ぐ背の高いウインド・シールドやフラップ付きフロントカウルを装備。トップ・ケースとサイドケースの搭載で、長旅にも対応する高い積載性を誇ります。

BMW大型バイクR18トランスコンチネンタルとR18B登場
BMW・R18トランスコンチネンタル

また、バガー・スタイルのR18Bは、低めのウインド・シールドやスリムなシート、マット・ブラックのメタリック・エンジンなどを採用し、迫力あるフォルムが魅力のモデルです。

ちなみに、バガーとは、車体と一体感を持たせたサイドケースを採用したアメリカで人気のスタイル。荷物を入れる「バッグ」が語源だといわれていて、元々はカスタムバイクの一種でした。

海外ではかなり人気が高かったこともあり、現在ではBMWだけでなく、ハーレーダビッドソンなど多くの2輪メーカーがそのスタイルを取り入れたモデルを発売しています。

BMW大型バイクR18トランスコンチネンタルとR18B登場
BMW・R18Bのリヤビュー

2モデルのパワートレインは、前述の通り、1.8Lの水平対向2気筒。最高出力67kW(91ps)/4,750rpm・最大トルク158Nm/3,000rpmを発揮する非常にパワフルなエンジンです。車体には、ダブル・ループ・チューブ・スチール製フレームを採用。スチール製チューブ間の溶接ジョイントなど、細部にまでこだわった美しい仕上がりが魅力です。

BMW大型バイクR18トランスコンチネンタルとR18B登場
1.8Lボクサーツインエンジン

フロントサスペンションは、フォークカバー付きテレスコピック式で、クラシカルなフォルムに貢献します。

また、リヤサスペンションは、カンチレバー・サスペンション・ストラットで、自動調節式スプリング・プリロードを採用。サスペンションのストローク量に応じた減衰機能と自動荷重補正機能を備えることで、同乗者を乗せて荷物をフルに積み込んだ状態でも、可能な限り最高の乗り心地と高い走行性能を実現します。

●前車を追従するACCも搭載

クラシカルなスタイルながら、これら2モデルには最新の電子制御システムも満載です。ダイナミック・クルーズ・コントロール(DCC)とアクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)を標準装備し、高速道路などで設定速度の範囲内で車間を自動調整しながら前走車に追従。長距離走行での疲労度を軽減します。

ACCには、コーナーリング中の速度を必要に応じてシステムが自動調整する機能も備え、カーブなどでの高い安全性も実現しています。

BMW大型バイクR18トランスコンチネンタルとR18B登場
R18トランスコンチネンタルのメーター

また、天候や路面状況に応じ、「Rain(レイン)」「Roll(ロール)」「Rock(ロック)」といった3つの走行モードも採用。取り回しを快適にするリバース・ギアや、坂道発進を容易にするヒル・スタート・コントロール機能なども装備されています。

ほかにも、R18トランスコンチネンタルには、4個のアナログ式円形メーターと10.25インチTFTカラー・ディスプレイを組み込んだコックピット、追加のヘッドランプなどを採用。

R18Bも含め、両モデルには、イギリスのメーカー、MarshalIと共同開発したサウンド・システムが採用され、フェアリングのフロントには2ウェイ・スピーカーも搭載。また、オプションのMarshallゴールド・シリーズのステージ1およびステージ2のサウンド・システムを装着すると、最大4個のスピーカーと2個のサブウーファーにより、総出力280Wが生む比類ないサウンド品質と優れたバイブレーションを体感できます。

BMW大型バイクR18トランスコンチネンタルとR18B登場
BMW・R18Bのシートやサイドケース

なお、価格(税込)は、R18トランスコンチネンタルが372万6000円、R18Bが311万2500円。全国のBMWモトラッド正規ディーラーで予約受付中で、納車開始は2021年10月頃の予定です。

(文:平塚直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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