新型アウディQ5スポーツバックが日本上陸!! クーペスタイルのスタイリッシュなエクステリアと上質で先進的なインテリアが魅力

■Q5スポーツバックは、マイルドハイブリッドの2.0Lディーゼルエンジンを搭載

2017年9月に8年ぶりにフルモデルチェンジを受けたアウディQ5。2021年3月には、ビッグマイナーチェンジを受けています。

2代目となる現行アウディQ5に、クーペ・クロスオーバーSUVの新型Q5スポーツバックが追加されました。発売は2021年8月17日からで、クロスオーバーSUVなど年々、多様化するSUVに対応するモデルになります。

アウディQ5スポーツバック
新型アウディQ5スポーツバックが発表された

新型Q5スポーツバックのボディサイズは、全長4695×全幅1900×全高1660mm。Q5よりも全長が15mm長く、全高は5mm低く、全幅は同値。荷室容量はQ5の520L〜1520Lに対して510L〜1480Lと、クーペクロスオーバー化により若干減っていますが、実用上ほとんど遜色ないといえそうです。

アウディQ5スポーツバック
新型アウディQ5スポーツバックのインパネ

見どころはやはりエクステリアデザイン。Q5のデザインコンセプトを踏襲しながらシングルフレームグリルやルーフ、前後バンパーなどを専用デザインとすることで、スポーツバックならではのスタイリングが強調されています。

新型Q5と同様、グレード構成は「advanced」「S line」の2タイプになっています。

前者は、最上級SUVクーペであるQ8に採用されているグリッド形状のグリルに、「マットアルミルック」の力強い垂直ラインが採用されています。さらに、魅力を高めるオプションとしてマトリクスLEDヘッドライトや19インチアルミホイールなどを含む「plusパッケージ」を設定。

後者は、スポーツバック専用のアルミニウムルックインサート付ハニカムメッシュグリルになり、マトリクスLEDヘッドライトが標準装備されます。さらに、前後LEDライトにダイナミックインディケーターを内蔵。両グレード共にルーフレールが省かれていて(Q5はルーフレールあり)、よりスポーティなスタイリングを強調。

アウディQ5スポーツバック
前後のLEDライトにダイナミックインディケーターが備わる

最新技術も用意されています。後続車へのアラート機能を有する「マトリクスOLEDリヤライト」が「Q5 Sportback 40 TDI 1st edition」「SQ 5 Sportback」に標準化。停車中に後続車が2m以内に近づくと超音波センサーが探知し、「リヤOLEDライト」がすべてのセグメントを点灯させて、後続車のドライバーに注意を促す機能です。

インテリアには、マイナーチェンジを受けたQ5と同様、最新のインフォテインメントシステム「MIB3」が採用されています。10.1インチにサイズアップされたセンタースクリーンは、タッチパネル式になります。操作性の向上に加えて、よりシンプルでクリーンなインパネになっています。

シート素材は「advanced」はスタンダード仕様で、「S line」には「マイクロファイバースエード」の「ダイナミカ(Dinamica)」とレザーのコンビを用意。さらに、「advanced」には、ドアアームレストやセンターコンソールにアーティフィシャルレザーが使われ、後席シートヒーターなどが備わる「ラグジュアリーパッケージ」を設定。

●SQ5スポーツバックは、3.0L V6のガソリンターボを搭載

アウディQ5スポーツバック
新型アウディQ5スポーツバックのリヤビュー

搭載されるパワートレインは、2.0Lの直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジン(TDI)に、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と12Vリチウムイオンバッテリーが搭載されたマイルドハイブリッドシステム(MHEV)になります。高効率のAWDクラッチ付quattro四輪駆動システムと、7速Sトロニックトランスミッションが組み合わされています。

SQ5スポーツバックのパワートレインは、最高出力260kW(354ps)・最大トルク500Nmを発揮する3.0L V6ターボエンジン(TFSI)に、トルコン付の8速ティプトロニックが組み合わされています。機械式センターディファレンシャルを採用するquattro四輪駆動システム、ダンピングコントロール機能付の「Sスポーツサスペンション」により、ダイナミックなハンドリング性能と上質な乗り心地の両立をしているそう。

足元には、5ツインスポークデザインの20インチアルミホイールが標準で備わり、オプションで21インチホイールもチョイスできます。

アウディSQ5スポーツバック
アウディSQ5スポーツバックのエクステリア

ボディカラーは、「SQ5」「S line」専用色として、「クワンタムグレー」「ウルトラブルーメタリック」「ディストリクトグリーンメタリック」「デイトナグレーパールエフェクト」の4色を設定。

また、新型Q5スポーツバックの導入を記念し、限定車の「1st edition」も発売されます。

「40 TDI quattro S line」がベースで、カタログモデルのQ5スポーツバックにオプション設定されていない「マトリクスOLEDリヤライト」が特別装備されています。

さらに、コントラストペイントやコントラストカラーの20インチホイール、ダンピングコントロール付サスペンション、ファインナッパレザーなどが特別感を演出し、走りを強化しています。

ボディカラーは、訴求色の「ウルトラブルーメタリック」が130台、「グレイシアホワイトメタリック」が100台、計230台の限定になります。

価格は、「40 TDI quattro advanced」が729万円。「40 TDI quattro S line」が787万円。導入限定車の「1st edition」が837万円、「SQ5 Sportback」が967万円。

ステアリング位置は、SQ5のみ左右の両方を設定し、SQ5以外は右ハンドルのみになります。

※上記写真には欧州仕様が含まれています。

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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