トーヨータイヤがチームランドクルーザー・トヨタオートボデーに「OPEN COUNTRY M/T-R」を供給。ダカールラリーへの挑戦をサポート

■2022年はランドクルーザー200、2023年はランドクルーザー300で参戦

トヨタ車体は、「トヨタ・チーム・アラコ」時代からダカールラリーに挑戦し、現在もランドクルーザーで同ラリーに参戦しています。

ランドクルーザーがクロカン4WDとして「陸の王者」として称えられているのは、こうしたラリーでの活躍も背景にあるはず。

トヨタ車体
昨年のアンダルシアラリー参戦時の様子

その足元を支えているのがトーヨータイヤです。

同社は、トヨタ車体が運営するラリーチーム「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」のトヨタ・ランドクルーザーに、ピックアップトラック/SUV用のオフロードタイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R(オープンカントリー)」を供給。ランドクルーザー200で参戦する「ダカールラリー2022」、新型の300系で参戦する「ダカールラリー2023」の挑戦をサポートすると発表しました。

トーヨータイヤ
ピックアップトラック/SUV用のオフロードタイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R」

かつて「パリダカ」の愛称でもよく知られたダカールラリー。現在は、中東のサウジアラビアにステージを移し、世界で最も過酷なモータースポーツ競技のひとつとして世界中の参加者、ファンを魅了しています。

来年2022年1月に開催される予定の「ダカールラリー2022」では、コース上の各所に設けられたスペシャルステージ(競技区間)と、その間をつなぐリエゾンセクション(移動区間)の、総走行距離約8,000kmを約2週間かけて走破し、累積走行タイムを競います。

「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」は、トヨタ車体が同ラリーに参戦する目的で編成された本格的ラリーチーム。ダカールラリーには、旧「トヨタ・チームアラコ」の活動を引き継ぎ、2005年からエントリーしていて、今年2021年1月の「ダカールラリー2021」では、市販車部門で8連覇を達成。

トーヨータイヤはこれまでも、世界各地で開催される過酷なオフロードレースに参加するチームや選手にタイヤサポートを実施し、その勝利を何度も支えてきました。

「ダカールラリー2022」では、砂漠などの過酷な路面状況における走りで積み重ねてきた同チームの経験と、TOYO TIREがこれまでレースサポートを通じて得たノウハウを同ラリー向けに反映し、開発された「OPEN COUNTRY M/T-R」を供給し、9度目の市販車部門優勝を目指す同チームをサポートすると表明しています。

トヨタ・ランドクルーザー
「ダカールラリー2023」には、新型の300系で参戦する予定

「OPEN COUNTRY」シリーズは、SUVをターゲットとしたTOYO TIREの主力ブランド。国際的なレースにおいて、「OPEN COUNTRY」が装着された車両で輝かしい実績を残し、耐久性や耐外傷性などを磨き上げています。

とくに、大型SUV車両が抜きんでて普及している北米では、高い基本性能とアグレッシブなパターンデザインが高く評価されています。

近年の日本ではアウトドアやファッションを志向するユーザーの間で、タイヤ側面の商品名とブランドロゴを白文字で立体的に表記したホワイトレターの商品が多くの支持を集めています。

塚田勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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