スティーブ・ジョブズの誕生日。赤坂離宮で旧御料車プリンス・ロイヤルを展示!【今日は何の日?2月24日】

■トヨタの豊田章男社長は米議会下院の公聴会に出席

1989(平成1)年2月24日、昭和天皇の国葬である「大喪の礼」が行われました。寝台車としては、プリンス・ロイヤルの改装車が使われました。

また1955年のこの日、アップルコンピュータ社を設立したスティーブ・ジョブズが誕生しました。マッキントッシュPCやiPad、iPhoneなど開発して大成功を収め、「世界を変えた人間のひとり」と言われています。惜しまれながら2011年に56歳でこの世を去りましたが、彼の生き方や発言、プレゼンは今でも語り継がれています。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

2010(平成22)年2月24日、トヨタの豊田章男社長が米議会下院の公聴会に出席。大規模リコールに関して陳謝する一方で、焦点となっていた電子スロットルの電子制御の欠陥についてはきっぱりと否定しました。

また2019年2月24日、天皇陛下在位30周年の慶祝行事の一環として、赤坂離宮で旧御料車「プリンス・ロイヤル」の展示が行われました。

1969年のプリンスロイヤル (C) Creative Commons
1969年のプリンスロイヤル (C) Creative Commons

プリンス・ロイヤルは、1966年の東京モーターショーで「国産初の皇室専用リムジン」として発表され、1969年から2008年まで40年余りの間、昭和天皇と上皇陛下に愛用されました。開発したのはプリンス自動車でしたが、1966年にプリンスが日産自動車に吸収合併されたので正式名称は「日産プリンス・ロイヤル」です。

1966年東京MSのプリンス・ロイヤル
1966年東京MSのプリンス・ロイヤル

プリンス・ロイヤルは、全長6m超、全幅2m超の巨大ボディに国産乗用車最大の排気量6373ccのV8エンジン、トランスミッションはGM製の3ATを搭載。外装は窓ガラスとドアが防弾仕様、内装は革張り、貴賓席には最高級の毛織物を使用。そして、2005年に後続車としてトヨタの「センチュリーロイヤル」が決まり、その長い歴史が幕を下ろしました。

御料車の乗り心地はどんなでしょう。どんなに頑張っても乗る機会はなさそうですが(笑)。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

(Mr.ソラン)

この記事の著者

Mr. ソラン 近影

Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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