■eKクロス スペースの「G Plus Edition」は、運転席側ハンズフリーオートスライドドアなどを標準化
2020年12月24日、三菱自動車は軽ハイトワゴンであるeKクロスと、軽ス―パーハイトワゴンのeKクロス スペースに特別仕様車「G Plus Edition」を設定し、発売を開始しました。同時に、eKクロス、eKワゴン、eKクロス スペース、eKスペースが一部改良を受けています。
三菱eKシリーズは2021年で初代eKワゴンの発売から20周年を迎え、累計110万台以上(2020年11月時点)を販売してきた人気シリーズ。「eK」のネーミングは、ながく愛される真に「いい軽(eK)」を創ろうと発足した「eKプロジェクト」から命名され、初代ではeKワゴンのほか、スポーツモデルの「eKスポーツ」やシック&モダンな「eKクラッシィ」、SUVテイストの「eKアクティブ」がラインアップされていました。
2代目の「eKワゴン」では、軽ボンネット車初の後席スライドドアが備わり、このクラスに良好な乗降性をもたらしています。3代目の「eKワゴン」は、キャビンが拡大され、利便性がより高められた兄弟車の「eKスペース」が設定するなど、時代のニーズを取り込んできたシリーズです。
さて、今回、設定された特別仕様車の「G Plus Edition」は、eKクロス、eKクロス スペース共に「G」グレードがベース。
「マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付)」と、自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)が標準装備され、自車周囲の死角を映し出すなど、安全性の向上が図られています。
さらに、夜間乗車時の車内や車外の視認性を高めて、白く鮮やかな光が上質感も演出する「LEDパッケージ」が専用ディーラーオプションで用意されています。
eKクロス スペースの特別仕様車の「G Plus Edition」には、メーカーオプション設定の運転席側ハンズフリーオートスライドドアと、リヤサーキュレーター(プラズマクラスター付)やリヤロールサンシェードなどが標準装備され、広い後席の使い勝手や快適性が高められているのが特徴です。
ファミリー層を中心に人気の軽スーパーハイトワゴンは、後席に乗車する機会も多いでしょうから要チェックの特別仕様車といえそう。特別仕様車「G Plus Edition」の価格は、eKクロスの2WDが161万7000円、4WDが174万9000円。eKクロス スペースの2WDが182万6000円、4WDが195万8000円。
一部改良を受けたeKクロス、eKワゴン、eKクロス スペース、eKスペースは、全車共通の変更点として、メーカーオプションの設定が見直されています。また、eKワゴンは、市場からの要望が多かったという「レッドメタリック」が新たに加わり、ボディカラーは全8色展開になっています。なお、eKクロス、eKワゴン、eKクロス スペース、eKスペースの価格は据え置きです。
(塚田 勝弘)