速報! エクリプスクロスPHEVのナンバー付きモデル公道試乗一番乗り 【エクリプスクロスPHEV試乗】

■発表日翌日にナンバー付きモデルに試乗!

ECLIPSE X PHEV 前7/3
日本EVフェスティバルの会場に現れたナンバー付きのアウトランダーPHEV

2020年12月5日、東京・台場の東京国際交流館を舞台に日本EVクラブ主催の「第26回 日本EVフェスティバル」が開催されました。EVに関するさまざまなコンテンツが用意されるこのイベントのなかに「最新EV&プラグインハイブリッド車展示&試乗会」が開催されました。

ECLIPSE X PHEV  インパネ
ダッシュまわりのデザインは、ピュアエンジンモデルとあまり変わりはない。センターコンソールに置かれたハンディレシーバーはイベント用のもの
ECLIPSE X PHEV フロントシート
フロントシートはしっかりしたサイズで、ホールド性も高い

筆者はこの「最新EV&プラグインハイブリッド車展示&試乗会」の同乗インストラクターとして参加したのですが、試乗車のなかに三菱が前日の12月4日に発表したばかりのエクリプスクロスPHEVも用意されていたので、合間をみてわずかな時間ですが試乗の機会を得ることができました。

三菱の広報担当者によれば、前日にナンバーを取得しこの試乗会に間に合わせたとのことで、ホカホカの新車でした。イベント中の試乗のため、時間の都合であまり写真はあまり撮影できなかったことはお許し下さい。

ECLIPSE X PHEV  パワーユニット
エンジンは2.4リットルで128馬力、モーターはフロントが82馬力、リヤが95馬力

前回の試乗は富士スピードウェイのショートコースでウエット路面でした。今回の試乗は台場地区の一般道ですが、同じくウエット路面です。富士スピードウェイでの試乗ではタイヤのグリップが低く感じましたが、一般道ではまったく気になりません。エコ系タイヤであるブリヂストンのエコピアを履きますが、台場地区での路面ではタイヤのノイズも低く、乗り心地も快適でした。

発進時の力強いトルク感はもちろんですが、なによりも静粛性の高さが快適です。ハイブリッドではとくにEV走行時にタイヤノイズが目立ち、エンジンが始動するとエンジン音が気になるものですが、その両方ともに上手に抑えられている印象です。エンジンが始動した際のつながり感や存在感もあまり感じず、上手にシームレス化しているのは、アウトランダーPHEVを長きにわたって熟成してきたノウハウが生きているのでしょう。

ECLIPSE X PHEV  ボンネット
外観も大きく変更されたが、筆者が気に入って居るのが、このボンネットの抑揚のある部分
ECLIPSE X PHEV と諸星陽一
ナンバー付きモデル一番乗りを果たした筆者

ハンドリングを語れるほどの道のりではありませんでしが、コーナリング時の安定感は高いものでした。ロールの発生も素直で、クルマの動きがわかりやすいタイプのものです。当然、富士スピードウエイで試したようなアクティブな走りはできませんが、一般道で普通の速度域での走りは快適と言えます。

12月末には、御殿場の一般道でもう少し長めの試乗ができる予定ですので、詳しいインプレッションはもう一度そこでお届けします。今回はまず、アウトランダーPHEV譲りの走りは快適でスポーティなものであったことを報告しておきます。

(文・写真/諸星陽一)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
続きを見る
閉じる