4〜5人家族でもゆったり過ごせる大人気の大型キャブコン【最新キャンピングカー(キャブコン編)】

■常設二段ベッドとバンクベッドで大人4人でもゆったり就寝できる

トヨタ・カムロードをベースにしたナッツRVの「クレソン Journey EVOLITE Wタイプ」は、広々したダイネットに加えて常設二段ベッドによりそれぞれが独立して機能するのが特徴で、ファミリーを中心に根強い人気を誇っています。ボディサイズは全長4990×全幅2080×全高2900mmで、3.0Lディーゼルエンジンと4ATの組み合わせ。

ナッツRV
ナッツRVの「クレソン Journey EVOLITE Wタイプ」

なお、クレソンのJourneyには、シングルタイヤ(ミシュラン製アジリスキャンピング)とダブルタイヤ(カムロード ワイドダブルタイヤ)が設定されています。

前者は、ナッツRVオリジナルのカムロード専用ホイールがリム幅を専用設計し、センターハブにピッタリのハブ径で設計されています。後者は、荷重を増やし、安心かつ快適な乗り心地が得られるそうです。

クレソン Journey EVOLITE Wタイプ
「クレソン Journey EVOLITE Wタイプ」のダイネット

今回、出展されたのは、フルモデルチェンジを受けた新型で、一体成型ボディからコンポジットパネルに変更。側面、背面だけでなく、天井や床にもコンポジットパネルを採用することで、従来よりも高い断熱性を実現したそう。これにより、冬場のヒーター、夏場のエアコンが効きやすくなり、快適なキャビンになっています。

 

ナッツRV クレソン Journey EVOLITE Wタイプ
「クレソン Journey EVOLITE Wタイプ」の常設二段ベッド

ダイネットは4人掛けが基本アレンジで、サードシートの背もたれを外すことで、エキストラベッドにも展開可能。常設二段ベッドは、ウッドスプリング付で、下段中央のマットは跳ね上げ式で楽に収納できます。

さらに上部のバンクベッドも大人2人が横になれるスペースが確保されていて、子どもが2人から3人いるファミリーにも対応します。なお、乗車定員は7名、就寝人数は6人。

ナッツRV クレソン Journey EVOLITE Wタイプ
上部にはバンクベッドや収納を用意

また、3つのディープサイクルバッテリーにより、就寝時にエンジンを止めたまま、8時間程度エアコンを稼働させることができます(環境により異なります)。アクリル2重窓をはじめ、エントランスドアとフライネット(網戸)は、キャンピングカーの本場ヨーロッパでも定評のあるドイツ製でスムーズな乗降が可能。

 

ナッツRV クレソン Journey EVOLITE Wタイプ
断熱性の高さで家庭用エアコンの効きもいい

そのほか、家庭用エアコン、シューズボックス、システムキッチン、電子レンジ、冷蔵庫(オプション)、上部収納庫、シャワーやトイレに対応する(オプション)マルチルーム、FFヒーター、外部電源、急速充電システム、インバーター、カーテン、バックカメラなども標準で用意されています。

 

ナッツRV クレソン Journey EVOLITE Wタイプ
「クレソン Journey EVOLITE Wタイプ」のマルチルーム

なお、展示車の車両本体価格は708万円(税抜き)で、オプション込みで740万1000円(税抜き)となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

 

 

 

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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