初代S30型フェアレディZのモチーフをフードやグリル開口などで表現「フェアレディZ プロトタイプ」を公開

■初代フェアレディZを現代の技術と、高い審美眼にかなうモダンさで仕立てた

日産 フェアレディZ コンセプト
「フェアレディZ コンセプト」のエクステリア

日産自動車は、2020年9月16日、新型フェアレディZのプロトタイプをオンラインで公開しました。プロトタイプのボディサイズは、全長4382×全幅1850×全高1310mm、タイヤサイズはフロントが255/40R19、リヤが285/35R19とアナウンスされています。

現行フェアレディZは、全長4260×全幅1845×全高1315mmですから、全長はプロトタイプの方が約120mm長くなっています。最終的な日本仕様の数値がどうなるか分かりませんが、全長以外はほとんど変わっていません。なお、搭載されるエンジンは、V6ツインターボで、トランスミッションはマニュアルとされています。

日産 フェアレディZ コンセプト
内田 誠社長とフェアレディZ コンセプト

プロトタイプのデザインは、日本のチームによるもので、初代S30型のシルエットをはじめ、前後の象徴的なモチーフを引き継いだデザインに仕上げたとしています。初代Zはロングノーズが印象的ですが、このプロトタイプには、S30型のデザインを彷彿とさせる、フードのバルジ形状やLEDヘッドランプのティアドロップ形状が採用されています。加えて、四角い幾何学的なグリル開口も歴代Zの持つアイコンを継承。内側の楕円形のフィンは、リヤコンビなどにも使われている統一されたグラフィックによってZ独自の世界観とスポーティネスが表現されています。

初代フェアレディZ
1969年11月に発売された初代フェアレディZ

サイドビューは、ロングノーズから続くルーフラインの先に垂直に切り立つテールエンドが特徴。さらに、フロントフェンダーよりもわずかに低く、なだらかに傾斜するリヤのデザインによって、S30型の特徴的なサイドシルエットが表現されたそうです。

リヤのデザインは、S30やZ32などいくつかの歴代Zが持つテールランプからインスピレーションを得たという、デザインテーマを現代風にアレンジしたことで、Z特有の後ろ姿を印象づけています。テールランプには、レイヤー形状に光り輝き、先進的な光の演出が用意されています。

日産 フェアレディZ コンセプト
フェアレディZ コンセプトのリヤビュー

また、目を惹くのはZを象徴するイエローのボディカラーです。今回のプロトタイプでは、ソリッドパールの光と影のコントラストにより、鮮やかでメリハリのある黄色いカラーが開発されています。ブラックルーフとの組み合わせによりモダンで未来的なカラーコンビネーションが特徴になっています。

細部では、カーボンで成型されたサイドシルやリヤバンパー、フロントバンパー下のチンスポイラーはスポーツカーとしてのハイパフォーマンスを主張し、19インチのアルミホイールと左右のマフラーにより存在感が表現されています。

日産 フェアレディZ コンセプト
19インチアルミホイールを装着

一方のインテリアは、本物志向と最新技術が融合されたデザインになっていて、プロのレーシングドライバーと共に理想的なメーターデザインやコクピットの在り方を検討してきたそうです。最も特徴づける部分は、12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイで、エンジン回転計の針が真上を示すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅しドライバーにシフトアップを促し、スポーツドライビングをアシスト。クルマの状態を示す他の計器類も、ひと目でクルマが最適な状態であることがわかるようにデザインされています。

 

日産 フェアレディZ コンセプト
12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイを採用

新たにデザインされたZ専用のステアリングは、スポーツカーであることを表現するディープコーン形状で、操作性に優れたグリップ形状を採用。視認性に優れたスイッチ類によってスポーツカーとしての性能を最大限引き出すレイアウトになっています。

内装で目を惹くアクセントカラーも黄色で、ステッチがインパネの随所に施され、シート中央部にはグラデーション加工された黄色いストライプ模様がデザインされています。

(塚田勝弘)

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