ついに実車をスクープ! 新型BMW M3 ツーリングのプロトタイプをキャッチ

■M3セダンと同様のメガ・キドニーグリルやフードバルジを装備するワゴン

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BMW M3ツーリング 市販型プロトタイプ

BMWは8月に入り、ハードコアモデル「M3」に初となる派生ワゴン「M3 ツーリング」を設定することを正式発表するとともに、ティザーイメージを1点公開しましたが、そのプロトタイプをカメラが初めて捉えました。

BMWでは、2000年製「M3ツーリングワゴン」を社内向けの研究開発を目的に試作車として製作した過去がありますが市販には至らず、発売されれば1985年から発売されている「M3」の歴史で初の設定となります。

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BMW M3ツーリング 市販型プロトタイプ

捉えたプロトタイプはM3セダン次期型と同じノーズを装備、これにはバンパーまで広がるメガ・キドニーグリルやフードバルジが組み込まれています。また、二分割されたコーナーエアインテーク、ブレーキ冷却用のコンパクトな垂直スリットもM3セダンと同様です。

サイドビューからは「3シリーズ セダン」より少しワイドなリアフェンダーが見てとれるほか、リアエンドでは2セットのデュアルエキゾーストシステムがインストールされています。ルーフレールも装着されており、早くもほぼ市販型に完成されているようです。

M3とM4のパワートレインは、3.0リットル直列6気筒ツインターボ「S58」エンジンを搭載し、最高出力473hpを発揮。6速MTまたは8速ATと組み合わされます。また、より強力な「コンペティション」では最高出力503hpを発揮、オートギアボックスのみ提供されます。

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BMW M3ツーリング 市販型プロトタイプ

M3セダンでは、まず後輪駆動モデルを発売、遅れて四輪駆動「M xDrive」が初設定されます。M3ツーリングのドライブトレインの可能性はまだ明確ではありませんが、両方のセットアップを提供する可能性は十分にあると言えそうです。

M3ツーリングのワールドプレミアは、2022年内と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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