マツダのボンゴが全面改良であのクルマになった!【新車】

■ボンゴバン/トラックは小型商用車4ナンバー枠のボディサイズのコンパクトサイズに

「マツダ ボンゴ」シリーズは、1966年の初代ボンゴバン登場以降、街中で取り回しやすいボディサイズ、高い積載性などから多くの支持を集め、2020年5月までに累計で約210万台以上が生産された、同社の歴史ある小型商用車です。また、キャンピングカーのベース車両としても根強い人気を集めてきました。

マツダは2020年5月のボンゴ生産終了により、商用車の自社生産から撤退しています。が、このたびマツダは、新しいボンゴシリーズをラインアップしました。

初代マツダ・ボンゴ
1966年に発売された初代マツダ・ボンゴ800

今度のボンゴは、ダイハツからOEM供給を受けることボンゴの名前を維持することになったのです。

ところで、今度のボンゴ、どう見てもトヨタのタウンエースにそっくり。というか、同じクルマと言っていいでしょう。ちなみに、ボンゴブブローニイバンはハイエースをベースにOEM共有を受けて販売しております。

このタウンエース/ボンゴとなる車両についてお伝えします。国内市場では、ダイハツがインドネシア拠点・アストラ・ダイハツ・モータースで2007年秋から現地生産・販売していた「グランマックス」の一部を、2008年初頭からダイハツが輸入、トヨタが「タウンエース/ライトエース(※トヨタの販売網再編で「ライトエース」は2020年6月に廃止され、「タウンエース」に一本化)」として販売していました。2020年6月にはマイナーチェンジを施すとともに、供給元・ダイハツの「グランマックスカーゴ」「グランマックストラック」の2020年6月国内発表・9月発売を受け、マツダの小型商用バン「マツダ ボンゴバン」、小型商用トラック「マツダ ボンゴトラック」もグランマックスのOEM版という形で7月17日に全面改良したというわけです。

すでに予約受付がスタートしていて、9月11日に販売が開始されます。生産は引きつづき、アストラ・ダイハツ・モーターが行います。マツダ・ボンゴバン

新型マツダ・ボンゴバンのエクステリア今回のフルモデルチェンジでは、充実した先進安全技術が全車に標準化され、安全性を向上。「安全運転サポート車」の「サポカーS・ワイド」に全車が該当します。同時に、燃費も向上し、全車で「平成30年排出ガス規制50%低減レベル」を達成し、「平成27年度燃費性能25%以上」を達成。全車で環境性能割は非課税、重量税は免税となるなど、経済性が高まったことで、ユーザーの負担を軽減。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる