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■国産旧車たちも草木ダムを目指す!
●日産をはじめとする国産旧車は幅広い年代が立ち寄った
ダムサンデー@草木には、輸入車に負けじと色とりどりな国産旧車たちも見受けられました。
イベントにおける国産旧車というとスカイラインやフェアレディZが花形ですが、これらはダムサンデーの会場では多数派ではありませんでした。今回は花形の日産車からスバル、三菱、スズキ、日野の各車を紹介しましょう。
![dan_sunday06](https://clicccar.com/uploads/2020/06/kaijo04-20200610124804-800x534.jpg)
●旧車人気の花形、日産車たち
旧車イベントでは数多くの台数が集まるため「見飽きた」という声を聞くことが多い日産車ですが、それだけ人気が高い証拠でもあります。
まず紹介するのは、新型が出るかもしれないと話題のフェアレディZです。こちらは初代S30の後期モデルS31で、ボディが補強された分、エンジンチューンに適したモデルです。オーバーフェンダーを付けてローダウンした姿が迫力です。
![fairlady_z](https://clicccar.com/uploads/2020/06/fairlady_z-20200610124718-800x534.jpg)
続いてはスカイラインです。旧車の中では3代目のC10型が人気です。こちらも3代目のGC10で6気筒モデルです。GT-Rエンブレムが付いていますが、エンジンルームを見ることができませんでした。
![C10_skyline](https://clicccar.com/uploads/2020/06/C10_skyline-20200610124634-800x534.jpg)
スカイラインはこの日も数台が参加していました。こちらは6代目になるR30時代のRSです。DOHCエンジンが復活したのに4気筒だからとGT-Rを名乗れなかったエピソードが有名です。マイナーチェンジ後の通称「鉄仮面」です。
![R30_skyline](https://clicccar.com/uploads/2020/06/R30_skyline-20200610124704-800x534.jpg)
スカイラインにGT-Rが復活するのはさらに後の8代目になってからでした。R32型は世界的に人気が盛り上がり、今ではプレミア価格で流通しています。このR32GT-Rは3年落ちで買ったオーナーが今まで乗り続けてきた個体で、ボンネットとバンパーを塗っただけで驚きの新車時塗装のままだそうです。
![R32skyline_01](https://clicccar.com/uploads/2020/06/R32skyline_01-20200610124602-800x534.jpg)
こちらのR32GT-Rはリップスポイラーやアルミホイールを変更していますが、ボディはノーマルのようです。追加メーターが外からでも見えます。
![R32skyline_02](https://clicccar.com/uploads/2020/06/R32skyline_02-20200610124432-800x534.jpg)
日産二大巨頭の次はチェリーです。プリンス陣営が開発した小型FF車として1970年に発売された初代E10型で、こちらはオーバーフェンダーやツインキャブレターによりチューニングされたX-1・Rです。
なんと最近になって1オーナーだった女性から譲り受けたそうで、程度も極上です。
![cherry_x1](https://clicccar.com/uploads/2020/06/cherry_x1-20200610124621-800x534.jpg)
日産車の最後は、シルビアの最終モデルとなったS15です。最近人気が急上昇しているS15ですが、こちらは非常に珍しいオープンモデルのバリエッタです。
![S15_silvia](https://clicccar.com/uploads/2020/06/S15_silvia-20200610124749-800x534.jpg)
●富士重工業時代のスバル車たち
続いてはスバルです。スバルといっても富士重工業時代のモデルが来場していましたが、今回はなんとスバル360を2台も見ることができました。1代目は「デメキン」と呼ばれる初期モデルです。
![subaru360_01](https://clicccar.com/uploads/2020/06/DSC_1680-20200617091246-800x562.jpg)
2台目はスバル360でも最終モデルのヤングSです。ライトカバーやダブルバブル形状となったルーフが特徴です。ツインキャブモデルのヤングSSもありました。
![subaru360_02](https://clicccar.com/uploads/2020/06/subaru360_02-20200610124502-800x534.jpg)
スバル車では大きく時代が流れ、初代インプレッサWRXが来場していました。なんとこのWRXは初年度である1992年式で、まだSTiやタイプRAといったモデルが出る前の初期モデルです。
![impreza_wrx](https://clicccar.com/uploads/2020/06/impreza_wrx-20200610124446-800x534.jpg)
●三菱、スズキ、日野の名車たち
三菱車は1台だけの参加で寂しかったのですが、ラリーのイメージを強く残した初代ギャラン、コルト・ギャランが参加していました。こちらはカラーリングやタイヤなど、まさにラリーの場から飛び出してきたようなスタイルです。
![colt_galant](https://clicccar.com/uploads/2020/06/colt_galant-20200610124548-800x534.jpg)
スズキもカプチーノが1台だけ撮影できました。他にも何台か来ていたのですが、すぐに帰ってしまうクルマが多かったのです。こちらはバンパーやスポイラー、ロールバーなどでモディファイされています。
![cappuccino](https://clicccar.com/uploads/2020/06/cappuccino-20200610124733-800x534.jpg)
そして最後は日野コンテッサです。今ではトラックやバスを生産している日野自動車ですが、過去には乗用車も生産していました。こちらのコンテッサ1300は最後の乗用車で、セダンとクーペがありました。
![contessa_01](https://clicccar.com/uploads/2020/06/contessa_01-20200610124516-800x534.jpg)
リヤをよく見ると普通のセダンではなく、クーペのエンジンを載せたスポーティグレードの1300Sでした。コンテッサ1300はセダンとクーペでチューン度が違うため、クーペの高性能さとセダンの安価さを併せ持つグレードとして、この1300Sが設定されたのです。
![contessa_02](https://clicccar.com/uploads/2020/06/contessa_02-20200610124531-800x534.jpg)
(増田満)