■フロントグリルに「GTE」バッジを装着。デビューは今年後半?
VWは今年2月、フラッグシップ・クロスオーバーSUV「トゥアレグ」に最も強力な「R」を設定しましたが、今度はPHEV「トゥアレグGTE」が欧州市場に投入されることが確実となりました。
![VW トゥアレグ GTE_001](https://clicccar.com/uploads/2020/05/VW-Touareg-GTE-1-20200522114314-800x543.jpg)
「R」は、最高出力340psを発揮する3.0リットルV型6気筒ガソリンターボエンジン+136psを発揮する電気モーターを搭載、システム最高出力462ps・最大トルク700Nmを発揮するスーパーSUVです。
![VW トゥアレグ GTE_011](https://clicccar.com/uploads/2020/05/VW-Touareg-GTE-11-20200522114700-800x541.jpg)
現行型トゥアレグは、2018年4月にリリース、同時に中国市場向けPHEVバージョンを発表しています。
最高出力231psを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンと、最高出力136psの電気モーター、18kWhのバッテリーパックを備えたプラグインハイブリッドシステムを採用。システム最高出力は367psを発揮、欧州バージョンでも同様のパワートレインが予想されます。
ただし、中国版のEV航続距離が36マイル(58km)なのに対し、欧州バージョンではWLTP制度が厳格であることを考慮すると、若干短くなる可能性があるでしょう。
![VW トゥアレグ GTE_005](https://clicccar.com/uploads/2020/05/VW-Touareg-GTE-5-20200522114448-800x538.jpg)
フルヌード状態で捉えたプロトタイプは、フロントグリルに「GTE」バッジを装着。バンパーのエアインテーク形状が若干異なっている以外、中国版とほぼ同じデザインが採用されていることが確認できます。
トゥアレグGTEのデビューは2020年後半が有力で、派手で高価すぎる「トゥアレグR」より、低排出ガスを重視する顧客を対象として発売予定です。
(APOLLO)