ケン・ブロックがトーヨータイヤ PROXES「R888R」「R1R」「RR」のハイパフォーマンスっぷりをジムカーナ・グリッドに向けテスト!果たして結果は?[PR]

■グリップ? 温度? 重要なのはなに?

『ジムカーナ・グリッド』とは、2台のマシンが線対称のコースを走ってタイムを競うイベントです。“神ドリフト”動画でおなじみのケン・ブロック氏が発案し主催する競技で、8の字やドーナツターンなどのユニークな障害物を織り込んだ都会的で趣向をこらしたコース設定が特徴です。

そのジムカーナ・グリッドは各国で開催されてきましたが、今年の11月に9年ぶりにアメリカで開催が予定されています。それに向けて、ケン・ブロック氏が”タイヤテスト”を行います。

テストコース
アーウィンデール・スピードウェイの駐車場にジムカーナ・グリッドを想定したテストコースを設置。

コースはアーウィンデール・スピードウェイの駐車場に設置。アーウィンデール・スピードウェイはロサンゼルス郊外のオーバルトラックで、House of Driftの異名を持つ、アメリカのドリフトの聖地です。そして車両も面白い。1978年のフォード・エスコートMk2 RSです。エンジンは9000rpmまで回り、日本のロケットバニーのボディキットによってワイドボディ化されています。また、ケン・ブロック氏は4WDのクルマでドリフトパフォーマンスを見せることが多いですが、この車両はFRドライブですね。

フォード・エスコートMk2 RS
ケン・ブロック氏のフォード・エスコートMk2。元は2015年にラリーカーとして公開したがダートとの相性が良くなく、ジムカーナ車に再カスタムし今の姿になったとか。

さて、テストに使用するタイヤですが、まずはPROXES R1Rです。3パターンの中ではもっとも溝が多いタイヤですが、相当なグリップ力を有するタイヤです。ストリートカーに履くんだったら最高レベルのハイグリップタイヤであり、サーキット走行も可能な高性能タイヤです。

PROXES R1R
TOYO TIRESのPROXES R1R。ハイグリップなスポーツタイヤです。

そして続けて「PROXES R888R」です。これは超強力。公道走行も可能ではありますが、ほぼモータースポーツ用タイヤです。ドリフト向けにチューンし、日本のD1グランプリで使用されているのが「PROXES R888RD」です。

PROXES R888R
TOYO TIRESのPROXES R888R。モータースポーツ用タイヤです。これをドリフト向けにチューンしたPROXES R888RDが日本のD1グランプリで使用されています。

そして「PROXES RR」こんなタイヤがあったんだ!? どうも主に北米地域で販売しているパターンで、日本のPROXESブランドのラインアップにはないみたいですね。真ん中に2本縦溝がありますが、ほとんどスリックタイヤ、競技用タイヤですね。

PROXES RR
PROXES RR。視覚で感知できる溝は縦線2本のみ! その分、接地面積が大きいので、グリップ力が高いはずです。

さぁ、どのタイヤがいいのでしょうか? もちろんグリップ力がもっとも高いのはRRです。でも、「ジムカーナでは、クイックなターンが求められる。テールをスライドさせてコントロールする必要もある。そしたらR888Rが意外といちばんバランスがいいかも?」「RRはどんどん前に進んでしまって、思うようにスライドさせられないかも。だからR888Rがいちばんバランスがいいかなぁ。」とケン・ブロック氏は予想します。

ケン・ブロック氏は、R888Rのデザインも気に入っているようです。「この溝も、単純なカットじゃないよね。角度も変わるし、形状も変わる。美しいタイヤだ。」とコメントしています。

さぁ、それでは走行開始です。まずはR1RとR888Rを比較します。

独特のコースで走行テスト
テストコースは1周50秒ちょっとの短いコースですが、コンテナに囲まれ、バスケットゴールなどもあって、独特の雰囲気があります。

R1Rが51.37秒だったのに対し、R888Rは51.07秒でした。ケン・ブロック氏はR888Rのほうが「コーナーに入るときの食いつきが少しいい。アクセルを踏んだときに外に流れていかないし、あまりすぐに回転が上がりすぎなくて、しっかりグリップしてくれる。ただ、このクルマはそんなにパワーがないから、ちょっと回転が落ちちゃう箇所もあった。もっと速く走れるとは思うけど、グリップさせるところと滑らせるところのバランスをもっと見極める必要がありそうだ。もっとパワーがあれば、もっと速く走れるよ」とのことでした。そう、このフォード・エスコートMk2は333馬力と、ケン・ブロック氏が保有する他の車両と比べるとパワーが低いんですね。

テスト走行02
333馬力の車両でふつうにドリフトするのであれば、R888Rは超オーバースペックでしょう。それをきっちりコントロールするのはさすがです。

そして最後はRRです。タイムは……50.70秒! やっぱりRRがトップタイムでした。ケン・ブロック氏は「いちど温まると、もう食いつきがすごくて、回転が上がらないから、キックしてやらないといけなかった(※おそらくクラッチ蹴りのこと)。温度が低いときはグリップもいいし、楽しい。スムーズに走れてコントロールもしやすい。温度が上がると、ぴったり狙った回転をキープしないと難しいかな。初めて乗ったときに、『思ってたよりいい』と思った。最初はグリップがありすぎて、ねらったラインをとれないんじゃないかと思ってたくらいだったからね。このタイヤを生かすには、もっとパワーが必要っていうよりは、低回転がほしい。あと、もう少し幅広い回転でコントロールできたらいいね」と評価している。

それでは、実際に動画をご覧ください。

見た目は、R1Rがいちばんスムーズに姿勢を作ってドリフトできてそうですね。R888R、そしてRRに変わると、もっと強引にグイッグイッて動かしてやらないと姿勢が保てないようにも見えますが、ぐんぐん前に進んでいるようには見えますね。さすがに、この短いコースでも、きっちり差は出ましたね。RRに関しては、ケン・ブロック氏が心配していたより、ずっとコントロール性がよさそうです。また、よりパワーがあるクルマ、パワーバンドが広いクルマで使用すれば、タイム差はもっと広がりそうですね。

1978年式フォード・エスコートMk2
軽いクルマでエンジンをビンビン回して攻めるのも楽しそうですね。

ちなみに、11月のジムカーナ・グリッドでは、ケン・ブロック氏はべつのクルマに乗るので、このフォード・エスコートMk2に乗るのはケン・ブロック氏ではないようです。果たして誰がシートを得るのでしょうか? 11月のイベントが楽しみですね。

「R1R」、「R888R」は日本でもお馴染みTOYO TIRESのハイパフォーマンス・タイヤです。皆さんも是非、お試しになってはいかがでしょうか?

TOYO TIRES PROXESブランドページ
走行するフォード・エスコートMk2
テスト車両の1978年式フォード・エスコートMk2。気持ちいい全開サウンドです。
走行するフォード・エスコートMk2_04
ハイグリップタイヤですが、見事にコントロールしてドリフトしてみせます。
走行するフォード・エスコートMk2_03
コースの途中にはコンテナをくぐる箇所もあります。
走行するフォード・エスコートMk2_02
ケン・ブロック氏の踏みっぷりが白煙からわかります。

(まめ蔵)

■TOYO TIRES PROXESシリーズ最新情報についてはコチラ>>https://www.toyotires.jp/product/pr/

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この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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