我らが親分・清水和夫から緊急メッセージ! 新型コロナウイルスにより静寂に包まれた東京を見て思う【StartYourEnginesX】

■次の世代の新しいモビリティの在り方を考えなければいけない

●クルマも人も消えた東京の街は美しい、けど…

22020年4月8日に、緊急事態宣言が発令されました。

東京大都市の中からクルマと人の姿がだんだんと減ってきた、その様子を4月16~17日に取材しました。

日本橋
新型コロナウイルスによる外出自粛で人も、クルマも消えた大都会・東京。

公共交通機関…空港や駅から人が消えました。街にも人々がいない。シャッター街になっています。

首都高速などは今まで渋滞をどうやって緩和するか? にモビリティの専門家は頭を悩ませていたのに。タクシーの空車待ちの縦列は居ても、一般の車両はほとんどいない東京の姿…。

渋谷のスクランブル交差点
いつもは一日中人とクルマでごった返す渋谷のスクランブル交差点も閑散としています。

非常に美しいと思う反面、道からクルマと人の姿が消えると、これほど物悲しい姿は無いな、というのが私の印象です。

モビリティがどのように、この有事の際に変わっていったのか? 多くの方が【Stay Home】、自粛しながら家にいるのですが、食べなくてはいけない。ウーバーイーツや出前館などのサービスを使い、ネットからお弁当を頼むようになりました。

あるいは買い物に行けない方はイーコマースなどでネットからポチッと買い物をする。

銀座
私の大好きな銀座の夜も…。

お弁当やモノを運ぶ物流は逆に増えています。実際に都市部を見てみると、若い人たちが自転車を漕ぎながら大きなリュックを背負いお弁当を運んでいる姿がどんどん増えています。

人は移動しなくなりました。しかし、モノや食べ物は移動する必要が増えています。

移動するモビリティ、人とモノの移動のパターンが大きく変わってきたな…と、この有事の際に感じていることです。

これを機に私たちは次の世代の新しいモビリティの在り方というのも、これから考えていかなければいけないと思います。

清水和夫さん
次世代へ向けてのモビリティの在り方について、【Stay at Home】しながら考えている清水和夫です。

(清水 和夫/動画:StartYourEnginesX/アシスト:永光 やすの)

【関連リンク】

【言いたい放談】第三十二回 コロナ時代のモビリティ 1/2
https://youtu.be/WcvzDu37oUQ

【言いたい放談】第三十二回 コロナ時代のモビリティ 2/2
https://youtu.be/_CLpipzrIyQ

【言いたい放談】第三十三回 アフターコロナの自動車 1/2
https://youtu.be/7yAfwqqFISQ

この記事の著者

清水和夫 近影

清水和夫

1954年生まれ東京出身/武蔵工業大学電子通信工学科卒業。1972年のラリーデビュー以来、スーパー耐久やGT選手権など国内外の耐久レースに参加する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。
自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。clicccarでは自身のYouTubeチャンネル『StartYourEnginesX』でも公開している試乗インプレッションや書下ろしブログなどを執筆。
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