ヒュンダイがコンパクトホットハッチ「i20 N」の氷上テストを公開

■「i20 WRC」、ミッドシップモデルの「RM19」ウインターテストも披露

ヒュンダイは、新型「i20 N」プロトタイプの冬のテストを公開しました。ヒュンダイのi20は、欧州Bセグメントのコンパクトカーで、「N」は高性能バージョンに与えられる車名。ほかにも、世界ラリー選手権のために開発された「i20 WRC」などもあります。

ウインターテストのステージは、スウェーデン北部の湖で完全凍結した過酷な状況下が選ばれています。新型「i20 N」などのステアリングを握ったのは、WRCドライバーであるティエリー・ヌービル。

ヒュンダイ i20N
ヒュンダイが新型i20Nプロトタイプのウインターテストの様子を公開

新型「i20 N」のプロトタイプを含め、「i20 WRC」「RM19」という高性能モデルが揃った冬のテストの動画も公開されています。夜が明けると速度を上げて、雪に覆われた森の中を走り、ヘアピンカーブを曲がると、凍結した湖に到着。

動画では、「RM19」がドリフトしながら雪の煙を巻き起こし、車両の前後にカモフラージュが施された新型「i20 N」プロトタイプが映し出され、雪上を走る新型のディテールがチラ見できます。

ヒュンダイ i20N
新型「i20 N」プロトタイプ

ティエリー・ヌービルは、新型「i20 N」プロトタイプについて「とても興味深いクルマ。とても扱いやすく、エンジンもよく回る。これを手に入れてWRCに参戦するのを楽しみにしています」とコメント。

ヒュンダイは、「ヒュンダイ i20 クーペWRC」をすでに公開しています。「i20 N」の市販モデルは、Bセグメントのホットハッチモデルがライバルになると考えられます。

残念ながら同ブランドは日本には導入されていませんが、世界では氷上でテストされた「i20 N」が世界のホットハッチを相手に熱い戦いを繰り広げるはずです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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