国交省自動車局11人感染でよくわかった建物換気の重要性!自動車行政への影響は?

■この建物は換気がよくない

自動車局の感染は20日に1人、23日に3人、24日に3人、25日と26日に各1人、20日に2人と続きました。年齢は40代の1人を除き、いずれも20~30代の若手職員で、重症者はいません。

しかし、千代田保健所は最初の感染者と4例目の感染者が濃厚接触者であると認定した以外、他の感染者の感染経路などは判明していません。すべての感染者が「机を並べていた職員というわけでもない」(大臣官房福利厚生課課)ともいいます。

赤羽国交相
「本省業務の執行体制を確保しながら、必要な行政機能を維持しております。現在こうしたことが何か支障を生じているとは認識しておりません」と、感染の影響を否定する赤羽国交相

幹部職員の1人はこうつぶやきました。

「国会対応などで忙しく、その後も営業自粛などで外食などもできないこの時期になって、なぜ広がったのだろう」

感染者が見つかった自動車局のフロアーは、数人が集ういわゆる小部屋ではありません。感染も複数の課に及んでいます。そんな中でも千代田保健所に指摘されたのは、“建物の換気”でした。

感染の原因は「3密」にあるとは、すでに知られていることです。その1つの「密閉」状態は部屋の広さだけでなく、換気の状態が大きく関係するようです。換気の状態が問題になるのは、スナックが軒を並べるレジャービルだけではないようです。