エンジンルームの日常点検とは?エンジンルームを覗いてオイル量や冷却水量を点検【自動車用語辞典:定期点検編】

■メンテナンス(チェック)シートに従えば、素人のドライバーでも実施可能

●エンジンオイル、エンジン冷却水、ブレーキ液などを最低でも月1回点検

クルマの点検には、ユーザー自身が行う日常点検と、法律で定められた法定点検があります。日常点検は、エンジンルームを覗いて点検、クルマの周りを回って点検、運転席に座って点検の3つに分類できます。

「エンジンルームを覗いて日常点検」5項目について、解説していきます。

●日常点検とは

「道路運送車両法」では、クルマの使用者は点検および必要に応じて整備することによって、保安基準に適合するように維持しなければならないと規定されています。

そのため、日常的に必要な最低限の項目については日常点検を実施する必要があります。点検頻度については規定されていませんが、最低でも月1回は行うのが安心です。

日常点検は、次の3つに分けることができ、それぞれに4~6項目の合計15項目の点検項目があります。

・エンジンルームを覗いて点検:ブレーキ液量やエンジンオイル量など

・クルマの周りを回って点検:タイヤの空気圧や摩耗、ランプの点灯や損傷など

・運転席に座って点検:ブレーキの効き、エンジンのかかり具合および異音など

以下に、「エンジンルームを覗いて日常点検」5項目の点検内容について紹介します。

日常点検項目
日常点検項目

●ウィンドウォッシャー液の量

ウォッシャータンクの液面が、適量(上限-下限)かどうかを目視で点検します。

・不足している場合は、規定のウォッシャー液を適量補給します。

・ウォッシャー液が十分でないとフロントガラスの汚れが落とせず、視界不良となり危険です。

●ブレーキ液の量

ブレーキ液リザーバータンクの液面が、適量(上限-下限)かどうかを目視で点検します。また、タンク周辺からの液漏れがないかも確認します。

・不足している場合は、規定のブレーキ液を適量補給します。

・ブレーキ液の減り具合が多い場合は、ブレーキパッドの摩耗やブレーキ系統から漏れている恐れがあります。ブレーキ力に関わるので、ディーラーのサービスなどの点検を受けるべきです。

●バッテリ液の量

バッテリ液の液面が、適量(上限-下限)かどうかを目視で点検します。

・不足している場合は、バッテリ液または蒸留水を補給します。バッテリ液は腐食性が強いので、身体や衣服などへ付着しないように注意する必要があります。

・バッテリ液が不足すると、電力供給能力が低下します。また、バッテリ液下限状態で使用し続けると爆発する恐れがあるので、すぐに補給が必要です。

●冷却水の量

エンジンが冷えているときに、リザーバータンクの冷却水液面が適量(上限-下限)かどうかを目視で点検します。

・不足している場合は、リザーバータンクのキャップから冷却水を補給します。

・エンジンが熱いときには、キャップから蒸気や熱湯が噴き出す恐れがあるので注意が必要です。

・補給しても減る場合は、冷却系統から漏れている可能性があるのでディーラーのサービスなどに点検を依頼してください。

●エンジンオイルの量

エンジンのオイルレベルゲージを抜き取り、ゲージに刻まれている目盛から適量(上限-下限)かどうかを確認します。レベルチェックは、始動前か停止後5分以上経過し、平らな場所で実施してください。

・不足している場合は、エンジン上部のフィラーキャップ(注入口)から規定のオイル量になるように補給します。

・オイルは、走行とともに劣化します。黒くネバネバ状態になると、潤滑性が低下して燃費が悪化します。またエンジン摺動部が摩耗しやすくなるので、オイル交換が必要です。

走行条件にも依りますが、通常のガソリン車では走行距離15,000km(経過1年)でオイル交換することが推奨されています。


多くのドライバーは、ボンネットを開けたことがない、日常点検を実施したことがないのでは、と言われています。点検方法は、車検証などと一緒に収納されているメンテナンスノートに従えば、意外と簡単です。

安全のため、自分のクルマを長持ちさせるため、最低でも月1回の日常点検を行いましょう。

(Mr.ソラン)

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