■「TNGA」プラットフォームと、2.5Lハイブリッド、2.0Lガソリンを設定
気になるプラットフォームは、カムリやRAV4、レクサスESなどと同じ「TNGAプラットフォーム(GA-K)」を採用。従来型から高剛性化・低重心化を図り、ドライバーの感性を重視した乗り心地と走りの両立を実現したとしています。
サスペンション形式は従来型と同じ、フロントにマクファーソンストラット式、リヤにダブルウィッシュボーン式を採用しながらも、バランスの取れた高剛性ボディにおいて、前後のサスペンションジオメトリを最適化。徹底的な走り込みとチューニングを重ね、重厚感としなやかさを併せ持つ乗り味を追求。従来型は、やや足まわりの硬さが伝わってくるシーンもありましたので、新型の乗り味に期待できそうです。
実際に新型は、走り出した瞬間や高速走行時の車両挙動の収束性を向上するため、極微低速域のスムーズなストロークの動きを確保したショックアブソーバーが採用されています。接地感あるフラットな乗り心地を実現したとしています。
ほかにも、走りでは、ブレーキ制御によりコーナリング中のアンダーステアを抑制するアクティブコーナリングアシストが搭載されています。切り始めのレスポンスが良く、軽快な操舵感を持つ電動パワーステアリングと相まって、意のままに車両をコントロールできるそう。
また、パワートレーンは、「TNGA」によって一新された最新のダイナミックフォースエンジンとDirect Shift-CVTが搭載され、進化し続けるハイブリッドシステム(THSⅡ)とともに、ダイレクト感ある走りと優れた燃費性能を追求。ハイブリッド仕様には、2WD車を設定し選択肢が拡大しているのも朗報です。
ハイブリッドは、「A25A-FXS」型の2.5L直列4気筒直噴エンジンで、131kW(178PS)/5700rpm、221Nm/3600-5200rpmというアウトプット。2WDは88kW(120PS)/202Nmのフロントモーターを、E-FOURの4WDはフロントに加えて、40kW(54PS)/121Nmのリヤモニターを搭載。システム最高出力は、FFが218PS、4WDが222PSとなっています。
ガソリン仕様は、「M20A-FKS」型の2.0L直列4気筒直噴エンジンで、126kW(171PS)/6600rpm、207Nm/4800rpmというスペック。
そのほか、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えられた最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」をはじめ、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ/静止物)などの先進運転支援システムも搭載。カーナビの「T-Connect SD ナビゲーションシステム」は、12.3インチTFTタッチワイドディスプレイが採用され、スマホ連携機能にも対応。JBLプレミアムサウンドシステム(9スピーカー)が、先進かつ臨場感のある音響空間を構築するなど、オーディオ面などの強化も盛り込まれています。
(塚田勝弘)