5万円で買ってきたSRをレストアしていくこの企画。元々は安く仕上げようと思ってましたが、しっかりやればやるほど予算も時間もかさんでます…。
前回花咲かGによりサビサビだったフェンダーはなんとか戻りましたが、このままでは色がハゲててみっともないので軽く塗装することに。
サビがとれたとはいえ表面が荒れているのでいきなり黒を塗るのではなく、まずはプラサフ(下地塗料)を吹きます。
見事きれいなシルバーに。ここから表面を平らに慣らすためサンドペーパーで水研ぎしていきます。
これが中々大変な作業…。この辺りでめんどくさくなってきて塗装自体に後悔し始めてました…。
何度か塗り→研ぎを繰り返し、まぁまぁフラットな状態に。荒れたまま塗ると乾いてから表面がボコボコになってしまいますが、これなら大丈夫でしょう!
事務所にあった使いかけの黒い塗料を吹いたらノズルがぶっ壊れていて塗料が激噴射。綺麗に噴射してくれればいいのに玉になって「ベチャベチャ!!」と付着…。
おかげで全てやり直しです。もう一回研いで表面を慣らす作業が待ってます…。
塗装が完成したのはしばらく経ってから。今まで積み上げてきたものを一気にぶっ壊され、同じ作業を繰り返しやらされ、仕上がりもギリギリのライン…。
これなら新しいフェンダー買ったほうが楽だったんじゃ…。
前回チェーンを交換したはいいものの、工具が安物だったので途中でぶっ壊れ作業が停止していましたが、工具を新しく買い直しました。さすがに高いのは気が引けて5000円位のを買いましたがなんとかカシメ成功!(壊れた工具は2000円)
カシメって、要はネジの頭を潰して抜けなくする作業なんですが、上のカシメは潰しすぎ、下のでもちょっとやり過ぎたくらい。
今回は汎用の工具を使いましたがチェーンメーカーのDIDに聞いてみたところ、DIDが販売しているかし丸君を使う際は428サイズだと40系のU字ホルダーを組み合わせて使った方がいいとか。汎用は所詮汎用、しっかりやりたいならチェーンメーカーの工具を使ったほうがより確実みたいです。
前回中古のワイヤーをまとめて買ったら細かな寸法が合わず、異常に長いままになってしまったブレーキワイヤーとクラッチワイヤー。もはや中古は諦め、この2つと折れていたクラッチレバーは新品にしました…。
中古のお金無駄だった…。
新品のワイヤーってやっぱ凄い。でも少しだけ引っかかるような…?
調べてみると社外のハンドルをつけていたせいでワイヤーの取り回しがキツくなってました。
正解かどうかは知りませんが、トップブリッジとメーターの間から取り回したら明らかにいいフィーリングに! 取り回し一つでもこんな変わるもんなんですね…!
長さもちょうどよく収まり、とりあえずは一件落着です。
跨ってブレーキのフィーリングを確かめているとわかったことが一つ。リアサスが終わっている。
ガチガチに固くて沈めてもほとんどダンピングせず勢い良く「びよーん」と戻ってくる。ちゃんと車体を作るならこれも交換しなきゃいけないようです…。
今回は失敗続きな感じでしたが、自分でやるレストアは失敗が付き物。大体「これで行けるやろ!」と甘く見てたとこが後々響いてくるんですよね…。
しばらくレストアやってますが今まで失敗しなかったことありません。バイク屋さんに頼むとこういう無駄な出費や時間もかからないのでそういう意味ではお得。
ただ、この失敗のお陰で僕は少しづつ成長している気がします。レストアは人を成長させる?!のかもしれません。
そろそろ整備も終盤なので近々キャブセッティングを出して車検取りに行きます!
(ライター:佐藤 快/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン)
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