テスラ・サイバートラックの発表会のようにウインドウを割るのは簡単じゃなかった!?【動画】

前ページの動画でフィルムで強化されたウインドウはそう簡単には割れないことがわかりました。そこでこのひと、へんな器具を持ち出しました。ビードバズーカって書いてあります。タイヤを組み付ける際にビードが上がらないときに圧縮空気を使って上げる器具のようです。これを改造して、空気砲のようにします。

ウインドウは割れるか04
『ビードバズーカ』という器具です。圧縮空気をためて、一気に噴射できるようです。

さらにスピードガンまで用意しています。これを使って、時速何キロで射出したかを測れるようにしたわけです。

まぁ、せっかくヘンな空気砲を作ったので、ジャガイモをぶつけたりコーラの缶をぶつけたりして楽しんでますが、果たしてこんどはどうやったらこのウインドウが割れるでしょうか? それでは実験第2弾は下の動画でどうぞ。

とまぁ、このバズーカを使ってやっとウインドウを割ることができました。日本の防弾ガラス事情はよく知らないのですが、アメリカなどではこういった強化用のフィルムも売っているようですね。

というわけで、テスラ・サイバートラックのウインドウがなぜあんなにいとも簡単に割れてしまったのか、ちょっと不思議ですが、自動車のウインドウというのは、ふつうの小型のハンマーなどを使ってもそう簡単に割れるものではないのです。

しかし、先が尖った硬いモノなら、比較的楽に割ることができるので、緊急脱出ハンマーはそういった形になっています。災害の際の脱出などを考えると、専用の器具を運転席から手が届くところに装備しておいたほうがいいかもしれません。

(まめ蔵)

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まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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