新型BMW・7シリーズは電動モデルも設定へ。最新プロトタイプをキャッチ

■電気版「i7」は670馬力で580kmの航続距離に

BMWのフラッグシップ・4ドアサルーン「7シリーズ」次世代型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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BMW 7シリーズ 次期型 プロトタイプ

現行型7シリーズは、2022年6月まで生産されると予想されており、同年内には次世代型へバトンタッチされると予想されます。

キャッチしたプロトタイプは、前回のものから大きな変化は見られません。但し、ボディに電気テスト車両を示すステッカーが貼られておらず、リアバンパー下部にエキゾーストシステムを装備している点からも、これがEVモデルではないことがわかります。またPHEVモデルかも現時点で判断はできません。

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BMW 7シリーズ 次期型 プロトタイプ

ヘッドライトとテールライトにはわずかなカモフラージュがほどこされていますが、生産型パーツではないと思われます。しかし開発初期段階であっても、次世代型には現行モデルのレーザーヘッドライトに代わる次世代ヘッドライトテクノロジーが搭載されるのは明らかです。

ボンネットに下でも大きな変化がみられます。同社では、7シリーズファミリーのエンジンをコンパクト化しV12エンジンが消滅する可能性がありそうで、内燃機関では、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジン、及びディーゼルクワッドターボエンジン、4.0リットルV8ガソリンターボエンジンがラインアップされそうです。

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BMW 7シリーズ 次期型 プロトタイプ

ハイライトは、3.0リットル直列6気筒ツインターボ+モーターのプラグインハイブリッドや、初のフルEV「i7」と「i7 S」など電動化の加速です。i7では「i4」と共有する80kWhのバッテリーを搭載、高性能モデルi7 Sには120kWhのバッテリーを搭載し、最高出力は670hp以上、フル充電による航続距離はWLTPに基づく360マイル(580km)と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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