■鉄球を投げつけたら割れても当然?
昨年秋、テスラ・サイバートラックの発表会で割れないことをアピールしたかった防弾ガラスが、鉄球で簡単にヒビ割れてしまった事件はご存じのかたも多いでしょう。
あれを見て「普通のウインドウだったらそんなもんでしょ」と思われたかたも多いと思います。果たしてそうでしょうか?
じつは私は交通安全関係のイベント取材で、自動車のサイドウインドウ(外して地面に置いた状態)をハンマーで思いっきり叩いてみた経験があります。割れませんでした。けっこう衝撃的な体験でした。
自動車のウインドウって、普通のクギを打つようハンマーでぶっ叩いても割れないんです。意外と弾力があって、なんか「びよん!」ってしなって吸収しちゃうんです。キズすらほとんどつかなかった記憶があります。
で、テスラ・サイバートラックのように、鉄球を投げたら自動車のウインドウは割れてしまうのかを実験したひとがいます。
どうも、もともとはウインドウガラスやフィルムを専門としていた業者さんのYouTubeチャンネルのようです。ふつうのVWゴルフを使って、いろんな方法で窓を割ろうとします。
重さ500gの鉄球とか、重さ1.25kgのハンマーとか、いろいろ試して、ある方法で割れてしまうのですが、そこはウインドウ業者さん、このままでは終わりません。
VWのノーマルウインドウの両面にフィルムを張ります。金属が配合されたスモークフィルムと、セーフティ・フィルムみたいな感じのもののようです。すると、スゲー! さっきの方法を試しても、こんどはウインドウが割れません。さぁ、その一連の実験は下の動画でどうぞ。
じゃあ、フィルムで強化されたこのウインドウはどこまで耐えられるのでしょうか? 実験は次の動画につづきます。続きの動画は次のページで。