■4代目は重心を低く、ミニバントップクラスの安定感
トヨタの人気ミニバン、「ノア」次期型に関する情報を入手、それをもとに予想CGを制作しました。
初代ノアは、「タウンエース・ノア」後継モデルとして2001年にデビュー。2007年に登場した2代目では、プラットフォームをキャリーオーバーし、キープコンセプトでのフルチェンジとなりました。現行モデルとなる3代目は2014年に発売、ワイドで重厚なフロントマスクを採用し、車内高を60mm高く設定、居住空間を向上させるなど大きな進化を遂げています。そしていよいよ4代目へとバトンタッチされます。
次期型プラットフォームには、「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」ともに「TNGA」(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)を採用、ボディが拡大すると予想されます。またより低い重心によりミニバンではトップクラスの安定感を増すとともに剛性も高められるのが特徴となります。
情報を元に制作した予想CGですが、ラウンドさせたスポーティなイメージのリヤ形状になり、サイド上部が立体的にデザインされたフロント/リヤとなりそうです。さらに前後のタイヤハウスに張り出しを持たせ、ワイド感を強調。メッキを多用し、高級感を演出したフロントエンドも予想されます。仕上げはアンダー部分からサイドに流れた大胆かつシャープなVラインメッキや、サイドデフューザーは上下2段構造の迫力あるデザインが期待できそうです。
パワートレインでの注目は、レクサス「UX」と共有するダイナミックフォースエンジンを搭載。現行1.8リットルに置き換えられる2.0リットル直列4気筒ハイブリッドモデルとなり、熱効率40%を実現させるとともに、クラス最高レベルの燃費を目指すことになります。
安全装備では、「レーンディパーチャーアラート」」「レーダークルーズコントロール」をはじめとする最新世代の「トヨタセーフティセンス」の搭載も間違いないでしょう。
ノア次期型のワールドプレミアは最速で2021年5月、遅れれば秋ごろと予想され、「ヴォクシー」「エスクァイア」がノアに統合される可能性もあるほか、GRスポーツの設定も期待できそうです。
(APOLLO)