「GRヤリス」をワールドプレミア。WRCで培われたノウハウの数々に刮目せよ!【東京オートサロン2020】

■GRスープラや数々のモータースポーツ参戦車両も集結

トヨタは「東京オートサロン2020」において「GRヤリス」を世界初公開すると発表しました。ベースモデルとなるトヨタ・ヴィッツ改めヤリスは、2020年2月の発売予定となっています。

GRヤリスはGRスープラに続くTOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)が展開するスポーツカーシリーズ「GR」のグローバルモデル第2弾という位置づけになります。

GR ヤリス
東京オートサロン2020で初公開されるGR ヤリス

「TGR」は、モータースポーツ活動を通じてクルマを鍛え、クルマだけでなく人も鍛える「もっといいクルマづくり」に取り組んでいて、国内外を問わず、草の根から世界選手権まで幅広い競技に参戦中。

GR ヤリス
GR ヤリスやGR スープラ、モータスポーツ参戦車も数多く登場予定

なかでもFIA世界ラリー選手権(WRC)には、2017年に復帰し、昨年はマニュファクチャラー選手権、今年はドライバーおよびコ・ドライバー選手権などのタイトルを獲得するなど結果も残しています。

GRヤリスは、「TGR」がWRCで学び、培ってきた知見を惜しみなく投入したモデルとしていて、世界初公開に先がけて、マスタードライバーでもあるモリゾウこと、豊田章男社長が最終テストを行った映像も公開されました。

また、12月15日(日)に富士スピードウェイで開催される「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2019」では、テストカーによる走行を実施予定となっています。

今回発表された「東京オートサロン2020」には、このGRヤリスに加えて、WRC2020年参戦車両やGR PARTS装着車両が登場。さらにGRスープラではGT4車両、Super GT参戦車両、GR PARTS装着車両が展示される予定だそう。

ほかにも、コンセプト車両の“86 BLACK LIMITED Concept”や、TS050 HYBRID 2019年ル・マン優勝車両などのモータースポーツ車両、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの2020年新体制、GRヘリテージパーツプロジェクトの発表も予定されています。

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TOYOTA GAZOO Racingの出展イメージ

ワールドプレミアされるGRヤリスを含めて、トヨタ(TGR)ブースは来年の東京オートサロンでも大きな注目を集めるのは間違いないでしょう。

(塚田勝弘)

【関連リンク】

TOYOTA GAZOO Racing Webサイト
https://toyotagazooracing.com/jp/eventexhibition/tokyoautosalon/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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