両側スライドドアのシトロエンBERLINGO(ベルランゴ)のローンチエディションが登場【新車】

●ルノー カングーよりひとまわり大きいサイズで広大な荷室スペースが魅力

「プジョー」ブランドのリフターと同時に、シトロエン「ベルランゴ」がいよいよ日本に上陸します。

両側スライドドアを備え、広大な荷室、多彩なシートアレンジを擁するシトロエン・ベルランゴは、日本の輸入車MPV市場で圧倒的な人気を誇っているルノー カングーと競合するモデル。

シトロエン ベルランゴ
日本に先行上陸するシトロエン・ベルランゴのデビューエディション

フランスといえば、バカンスの国で知られています。シトロエンによると、欧州でたくさんの荷物を詰め込み、家族や友人とともに趣味に旅行にへと誘う、いわゆるレジャーアクティビティヴィークルとよばれるセグメントはシトロエンが約22年前に創造したとしています。

シトロエン ベルランゴ
シトロエン・ベルランゴのサイドビュー

それ以来、ベルランゴは、同市場におけるアイコンとして知られていて、スライドドアにBERLINGO独自の3座独立リヤシートや、Modutopマルチファンクションルーフ、独立して開閉可能なリヤガラスハッチ、多彩な収納スペースなどにより、BERLINGOの名前は、万能性と実用性を想起させるものだそう。初代モデルは、1996年にデビューし、330万台を超える販売を記録。

3代目となるベルランゴは、2018年2月にジュネーヴモーターショーで発表されて以来、多くの関心を集め、日本導入を希望する声が殺到したそう。

今回、そのニーズに応え、2020年Q3(第3四半期)に予定されている正式導入を前に、「BERLINGO Début Edition(ベルランゴ・デビューエディション)」という特別仕様車が先行発売されます。「ベルランゴ・デビューエディション」の納車は、2020年1月以降順次開始されます。

シトロエン ベルランゴ
ガラスハッチを採用するシトロエン・ベルランゴ

広い室内を予感させるスタイリングは、前進させたフロントスクリーン、短く高く設定されたフロントエンド、取り回しを向上させる短いフロントオーバーハングが採用され、グループPSAの新世代プラットフォーム「EMP2」を採用することで実現。

シトロエン ベルランゴ
1.5Lディーゼルターボと8ATを組み合わせる

パワートレインは、シトロエンとしては初搭載になるグループPSAの最新世代クリーンディーゼルエンジンDV5型(アイドリングストップ付き)にアイシン・エイ・ダブリュとの共同開発による電子制御8速ATのEAT8が組み合わされています。

ディーゼルとは思えない軽快な吹け上がりとドライバビリティ、低回転からの高いトルク、最新の排気浄化システム(酸化触媒、SCR選択還元触媒、DPF微粒子フィルター)による極めて高い環境性能を実現しています。

シトロエン ベルランゴ
シトロエン・ベルランゴのフロントビュー

さらに、2段構えのポジショニングライトとヘッドライト、フォグランプをラウンドしたノーズ部分に配され、Airbump(エアバンプ)をドアの下部に配されています。ボディサイズは、全長4403mm×全幅1848mm×全高1844mmで、ホイールベースは2785mm。日本でも比較的取り回しがしやすいショートボディになっています。

なお、ライバルになるルノー カングーは、全長4280×全幅1830×全高1810mmですので、ひと回り近くベルランゴの方が大きくなっています。

使い勝手や居住性は、リヤスライドドアによる良好な乗降性に加えて、シート幅が同等になる3座独立式のリヤシートが特徴。後席は個別に折畳みが可能になっています。さらに、Magic Flat(マジック・フラット)と呼ばれる機能でワンタッチでフルフラット状態にすることが可能。

荷室の奥行きは5人乗り状態で1m、2人乗り状態で1.88m、助手席を倒せば最長2.7mの長い荷物にも対応。荷室容量は、5名乗車時でトノカバー下597L、リヤシートを倒した最大積載状態では2126Lと広大なスペースを確保(VDA欧州参考値)。

シトロエン ベルランゴ
シトロエン・ベルランゴのリヤシート

豊富なポケッテリアも特徴で、オートキャンプ場などで重宝しそうな大容量かつ、多彩な収納が揃っています。たとえば、後席頭上後方には、容量約60Lのリヤシーリングボックスが配置され、後席およびテールゲート側の両方からアクセス可能。助手席側グローブボックスも大きく「Topbox」と命名されていて、ダッシュボード上面をふた付きのストレージとして使えるようになっています。助手席エアバッグをルーフ部分から展開するようにしたため、11.8Lのスペースになっています。

ベルランゴ
オートキャンプなどで活躍しそうなベルランゴの大きな荷室

荷室の積載性では、巨大なテールゲートにガラスハッチも備わり、テールゲートを開けずに狭い場所でもガラスハッチから簡単に荷物の出し入れが可能。また、フレキシブルラゲッジトレイの高さをミドルポジションにすることで、ラゲッジスペースを上下に分割させることができます。ガラスハッチとテールゲートで荷物を完全にセパレートし使い分けることが可能。巨大なテールゲートは、アウトドアでタープ代わりにもなります。

シトロエン ベルランゴ
多彩な収納スペースも魅力

そのほか、アクティブクルーズコントロール(ストップ機能付き)、アクティブセーフティブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)、レーンキープアシスト、パークアシストといった先進安全装備も完備されています。

ベルランゴ
シトロエン・ベルランゴのインパネ

BERLINGO Début Edition(ベルランゴ・デビューエディション)の価格は、3,250,000円。ボディカラーは、サーブル、アクアグリーン、ブランバンキーズの3色設定になっています。。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる