新型SUVで販売攻勢をかける? マツダが米国に工場建設

●利幅が大きいSUVで販売攻勢をかけるマツダ

マツダが同社の世界販売の約2割を占める米国に新工場を建てるそうです。2年後にはトヨタと組んで新型SUVを生産する模様。

米国では消費者のSUV志向が2014年頃から顕著になっており、本年8月にはCX-5やCX-3の好調に伴い昨年6月以来の販売増(+6.5%)に転じています。

CX-5

新工場の稼動で生産能力がさらに上乗せされ、マツダは利幅が大きいSUVで販売攻勢をかけるようです。

CX-3

日経新聞によると、新工場は、15万台/年の生産能力を持ち、フル稼働すれば同社の生産台数が10%程度増加する模様。

主力のCX-5に加え、CX-9、新工場で生産する新型モデルなど、多くのSUVが揃うことになり、米国における販売拡大と共に、新型SUVの日本展開の可能性についても注目されます。

Avanti Yasunori・画像:MAZDA)

【関連記事】

米国での日本車販売台数が8ヶ月ぶり前年増。台数増に貢献した「あのクルマ」たち
https://clicccar.com/2019/09/10/910143/

渋滞・夜間時のドライバーの負担を軽減する「MAZDA2」の新機能とは?
https://clicccar.com/2019/07/20/887179/

「MAZDA3」も採用。東芝製HV用二次電池を自動車各社が採用する訳とは?
https://clicccar.com/2019/05/29/825259/

「アクセラ」改め「Mazda3」。社名入りのネーミングに変更した理由とは?
https://clicccar.com/2019/05/26/823562/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる