1泊2日でツーリング&レースを満喫!〜北海道弾丸トラベラー【後編:サーキットを激走】

レン耐スタートシーン

■レンタルバイクで初心者も気軽に参加できる「レン耐」にチャレンジ

●Day2:新千歳モーターランドで4時間の耐久レースに参加

土曜日は悪天候だったけど、日曜日は朝から快晴だった。
「今日もツーリングだったら素敵な景色が見れたねぇ」とNANA-KOさん。
なんで昨日だけあの天候だったのか…。
まぁ思い返してもしょうがない。それより初めて走るサーキットで大雨じゃなくて良かった。
そう、今日は「新千歳モーターランド」というサーキットでレンタルバイクを使った耐久レース「レン耐」に参加するのだ。

★レン耐とは★

レン耐スタートシーン
レン耐は全国各地のサーキットで年間30戦以上行われる、バイクの運動会のような楽しい耐久レースだ。

元世界GPライダー・青木拓磨さんが「モータースポーツの敷居を下げたい」という想いで主催している初心者大歓迎の参加型耐久レース。エイプやグロム、モンキー125いった主催者が用意したミニバイクを使って行うため、参加者が用意するのはヘルメットやレーシングスーツなどのライディングギヤだけでOK。レーシングスーツはレンタルもある(有料で数量限定)。
基本的に初心者優遇のレース。ビブスを着用している女性ライダーは怖がらせないよう安全に抜かなければいけないなどの特別ルールがあるため、レース未経験の女性も無理なく参加できる。
レースはガソリン量の制限やピット回数の義務付け、一定回数のピットのたびに「お題」をクリアしないとコースインできないなど独自のルールがあるので、速さだけで勝てるとは限らない。また度を越した乱暴な走行をさせないため転倒すると罰金(5,000円)を支払わないとピットアウトできないというペナルティがある。

レン耐コーナリングシーン
イコールコンディションなので「バイクには乗っているけどレースをやったことがない」「レースなんて…」という人も安心して参加できる。
ピンクのビブス
ビブスを着ている女性ライダーは最優先で守らなければいけない存在。
お題
ピットストップ3回ごとに「パズルを完成させる」「ルービックキューブを1面揃える」「SNSに写真をアップする」などの<お題>をクリアしなければスタートできない!
青木拓磨
レン耐は90年代に一世を風靡した青木三兄弟の次男、青木拓磨さんが主催。彼はWGPに参戦している98年、テスト走行中に転倒、脊髄損傷で下半身不随に。それでもモータースポーツへの挑戦をやめず、ラリーやGTレースに参戦している。今年の鈴鹿8耐では特別に改造したCBR1000RRでデモ走行を披露している。

土曜の夜の飛行機で到着した林香里監督と佐野由里子さんが合流。
これでチーム編成は女性ライダー3人、男性ライダー1人、ヘルパー1人に。
ゲストハウスからはレンタカーで移動し、パドックにチームのスペースを作った。
直射日光が暑いくらいの快晴で、レースの準備と同時に昨日ビショビショになったレインウェアやシューズなどを天日干し。昼過ぎにはすっかり乾いた。う〜む、昨日もこんな天気だったら良かったのに…。

レンタカー
昨晩から使っているレンタカーでサーキット入り。荷物が多いのでミニバンをレンタルした。

たまたまレース当日が誕生日だった僕は、女性陣が用意したタスキを着用して走ることに。コレ、ただの罰ゲームだよ(汗)。

参加女性ライダーたち
かなり前から男性ライダーにも声をかけたんだけど、結局北海道まで来たのは女性ばかり。やっぱり女性の方が思い切りがあるのかなぁ。

●いよいよ4時間のレースがスタート! 無理は禁物

路面はほぼドライだが一部が濡れている状態。こういうコンディションが一番転倒しやすいんだよなぁ、と思いながら初サーキットでスタートライダーとなる。

17チームがエントリー(グロム125:13台、エイプ100:4台)。関東からもう1チーム参加していたほか、地元のTV局のチームも来るなどパドックは賑やか。スタートはゼッケン順に並ぶのだが、うちのチームは「3」なのでかなり前。これはイケるぞ〜!

ルマン式スタート
耐久レースらしくスタートはル・マン式を採用。コースの反対側から走ってきてまたがるライダーに蹴られないよう、バイクを支える人は思い切り頭を下げる。スタートダッシュだけは良かったんだけど、やっぱり地元のライダーにはかなわない。

スタートダッシュは得意な方なのでホールショットをゲットすると3周ほどトップをキープ。しかし当然ながら地元勢の方が速いので、どんどん抜かれてくことに。

レースは4時間なので一発のタイムよりも安定して走ることが要求される。転倒するとタイムロス&罰金なので無理は禁物。
ウチのチームの女性陣はレン耐に慣れているので、そのあたりは安心。初めてのサーキットながら緊張しすぎず、楽しく周回を重ねていく。

イトエリの走り
アグレッシブな走りを見せるイトエリ。林監督は気持ちが先行するタイプか!?

ちなみに「お題」のひとつは「ふかしたてのジャガイモをひとつ食べる」というもの。超美味しいんだけど、超熱い。みんな涙目になりながら食べていた。

ジャガイモを食べる
熱々のジャガイモは美味しいけど、なかなか食べられない。1秒でも早いピットアウトのために必死に食べる林監督。お題とは関係なくノンビリとジャガイモを堪能するイトエリ(笑)。

そんな感じでメンバーは着々と周回を重ね、見事無転倒で完走。
一発の速さはなかったけでど、レン耐に慣れていたのでペナルティなし。多くの地元チームに割って入り見事グロムクラスで5位に入賞!
ちなみに優勝は関東のチーム。遠くまで来てこの結果、最高の思い出だ。

トロフィー
見事入賞! 初めてのサーキットでこの結果は万々歳。トロフィーと副賞のレプソルオイルをもらいました。

●レースが終わったら本場のジンギスカンを食らう!

レース終了後はピット上のスペースでジンギスカンを堪能。この食事もエントリーフィーに含まれているのだ。やはり本場のジンギスカンは美味い!

ジンギスカン
運動したあとのジンギスカンは最高に美味しい! これを食べるために来年も来ちゃおうかな、なんて思ってしまった。
林監督と佐藤由里子
林監督と佐野由里子さんも箸が止まらない。実は2人は昨年も北海道のレン耐に参加しているのだ。

そうこうしているうちに私(横田)、イトエリ、NANA-KOの3人は帰りの飛行機(18時35分・新千歳空港発)の時間が近付いてきた。荷物をまとめて新千歳空港に向かう。
空港での待ち時間にアイスクリームを食べて締め!

ソフトクリーム
新千歳空港内のアイス屋さんでソフトクリームを食べた。濃厚で美味しく、最後の良い思い出になった。

無事成田空港に着いたところで解散し電車やクルマで自宅に向かう。
いやー、色々あった1泊2日だったなぁ。
ちょっと忙しかったけど、多くの忘れられない思い出ができた。

夕焼け
飛行機の窓から見る夕焼けは最高だった。

この旅にかかった費用を簡単に挙げてみると…
■ 航空チケット
ジェットスター(往復):2万4,500円
(内訳:基本運賃+レース用具分追加受託手荷物代+支払手数料+旅客施設使用料含む)
■ レンタルバイク
GSX250R(8時間:P-3クラス):1万5,000円
(内訳:基本料金+オプション車両補償+オプション/スマホホルダー、USB電源含む)
■宿泊
ゲストハウス1泊(頭割り):2,000円
■レン耐
エントリーフィー(頭割り):1万3,000円
■雑費
レンタカー、食費、その他:約2万円
★合計:約7万4,500円

1泊2日でこの金額は贅沢な部類かもしれない。しかし、簡単に行くことはできない北海道に足を踏み入れ、仲間とバイクで走れたことは最高の経験。
時間と思い出はプライスレスなのだ。

集合写真
短期集中ツアーが実際にできることが判明した。前後に1日でも休みを追加すると、もっと楽しめそうだぞという妄想が広がる。

…でも土曜日の天気は悔しかった! リベンジはあるのか!?

(横田和彦)

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【関連リンク】
Let’s レン耐
http://rentai.takuma-gp.com/

レン耐スタートシーン
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