【週刊クルマのミライ】あの女性ラリーコンビが海外参戦の準備? WRCドライバーから大いに学ぶ

■WRCの最前線で日本人トップラリーストの勝田貴元選手から心構えを学ぶ

勝田貴元選手は日本人ドライバーとして初めてヤリスWRCを、世界ラリー選手権でドライブする

さらに、ラリー・ドイチェランドにおいてヤリスWRCで参戦する勝田貴元選手とコミュニケーションする時間もあったというのは、二人にとって貴重な成長の機会となった。勝田選手は、トヨタの若手ラリードライバー育成プログラムであるTGRラリーチャレンジプログラムで腕を磨き、今回トヨタのワークスマシン「ヤリスWRC」でWRCに参戦するという大チャンスをモノにした期待の日本人ラリードライバーだ。

すでに様々なカテゴリーで欧州でのラリー経験を積んだ勝田選手から、世界で戦うための心構えや、国内ラリーと海外ラリーとの違い、海外ラリーへの向き合い方、改造範囲の広いグループR車両のドライビングなどについてレクチャーを受けたことは大いに刺激となったようだ。

なお、2019年11月に開催されるセントラルラリー愛知/岐阜2019では、勝田選手がトヨタ・ヤリスWRCを駆る姿を見ることができるというから楽しみだ。同ラリーには、板倉選手/梅本選手組もトヨタ・ヴィッツGRスポーツ(CVT)で参戦する予定となっている。

(文:山本晋也 写真提供:ウェルパインモータースポーツ/山本佳吾)

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この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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