独フォルクスワーゲン・グループが発表した「goTOzero」声明とは?

●環境への影響を最小限に抑えることを目標にした「goTOzero」

独・フォルクスワーゲン・グループが、環境への取り組みに関する声明「goTOzero」を発表しました。

「goTOzero」は社会にポジティブな影響を与えるための行動規範を定めたもので、製品の原料調達から廃棄までのライフサイクル全体に渡って、環境への影響を最小限に抑えることを目標としています。

ちなみに、goTOzeroは「気候変動」、「資源」、「大気質」、「環境コンプライアンス」の4つの活動分野から成っています。

「気候変動」分野では、国連パリ協定を遵守。2025年までに乗用車・軽車両のライフサイクルにおける温室効果ガス排出量を2015年比で3割削減するそうです。

また「資源」分野では、2025年までに製造分野で消費するエネルギーや水の使用量、廃棄物の排出量を2010年比で45%削減。

「大気質」分野では、電動モビリティーの普及により、地域の大気質を改善。2025年までにEV製品を20-25%に拡大。2030年までには2013年比40%増となる見込み。

「環境コンプライアンス」分野では環境への影響を防止する効果的な管理システムの導入で成功した企業となることを目指すとしています。

Avanti Yasunori・画像:フォルクスワーゲン)

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【関連リンク】

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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