夏のレースシーズン到来。熱中症対策は「日焼け予防から」!

●熱中症対策は「日焼け予防」から

これから夏休みに向かい、いよいよ本格的な夏のレースシーズンが始まります。

6月30日に行われたSUPER GT第4戦のタイで一足先に夏のレースを体験した筆者ですが、長年のレース取材経験から夏のレース観戦の大敵は「日焼け」と断言します。

真夏のレース中、望遠レンズでコースサイドから走ってくるマシンを撮影する時に路面温度の高さから発生した陽炎が写ることがあります。陽炎が発生するような天候の場合はどんなに曇っていても間違いなく日焼けを起こします。

日焼けは日光に含まれる紫外線から真皮を守るために表皮が赤くなったり黒くなったりする状態をいいます。紫外線は殺菌力が高いことで知られますが、皮膚の奥にまで到達すると皮膚炎や皮膚がんの原因になるとも言われています。また真皮を守るために表皮が変色していくこと、つまり「日焼け」も読んで字の如く、やけどに近い状態であり、水ぶくれや痛痒いなどの障害を生みます。

今シーズンのSUPER GTでの最長距離となる富士500mileレースや昨年から開催が始まったSUZUKA 10HOUR、バイクでは鈴鹿8時間耐久など耐久レースの多い夏。日陰がほとんどないサーキットのコースサイドで長時間に渡り観戦する場合、日焼け対策をしないと熱中症にかかるリスクが高まっていきます。

日焼けした黒い肌は赤外線を吸収しやすく、体内の温度を上昇させていきます。そこで体温調整が効かなくなると熱中症になっていくのです。

筆者は日焼け対策として汗の気化熱を利用して体表の体感温度を下げるタイプの長袖インナーシャツに、筋肉疲労を軽減するスパッツを履いて肌の露出自体を少なくしています。写真では帽子をかぶってはいませんが、日差しの強い場合は帽子をかぶるようにしています。

ところで…衣装が決められて肌を隠すことができないレースクイーンの方々は、どのように日焼け対策をしているのでしょうか?

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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