●レースクイーンは最強の日焼け止めを使う
6月29日の予選でポールポジションを獲得したWAKO’S 4CR LC500。ポール to ウィンという最高の結果を出したタイ戦でした。
そんなポールポジションを獲得した翌日、決勝日のピットウォーク直前に日焼け止めを塗っているワコーズガールを発見。
日焼け止めはどんなレースクイーンでも使っていますが、その種類は様々でオーソドックスな塗るタイプ、スプレータイプ、錠剤を飲むタイプなどがあります。
ワコーズガールの生田ちむさん曰く「塗るタイプでピットウォークやグリッドウォークの30分くらい前から塗り込んでベースを作っておかないと他のどんなタイプの日焼け止めも効果がありません」とのこと。
どんなのを使っているのか見せてもらうとSPF 50+、PAは4+!
SPFとは日焼けになりやすい紫外線Bというものを防御する数値で、数値表記としては日本では50が最高値なのですが性能として「50よりもっと効果があります」という意味で50+という表記となります。PAは真皮に届いたときにシワなどを誘発する紫外線Aを防御する数値で「+」が4つが国内表記での最高値となります。
ただしSPF 50+、PA4+だけがレースクイーンの方が日焼け止めを選ぶ基準にしているわけではありません。どれだけ汗に強いかが重要です。
涼しい顔でピットやグリッドに立つ彼女たちですが、よく見るとかなりの汗をかいています。彼女たちの使う日焼け止めはウォータープルーフを超えてスウェットプルーフという強力な定着力を持っていました。
それにしても見慣れないパッケージの日焼け止め。外国製?と聞いてみるとワコーズガールの霧島聖子さんは「これワコーズさんがスポーツ選手用に出しているんですよ」と教えてくれました。
オイルのワコーズブランドの和光ケミカルが出しているアグレッシブデザインというアスリート向けのコスメブランドの商品とのことで、オリンピックなどでも使用できるドーピング素材不使用の「ドーピング・ガード」が最大の特徴とか。和光ケミカルのAggressive Design公式WEBショップで購入できるそうです。
日焼け止めもインナーシャツも大きな意味で捉えれば肌の露出を少なくするもの。出来るだけ両方の併用で日焼けを予防して熱中症対策をし、夏のレースシーズンを思い切り楽しんでいきましょう。
(写真・文:松永和浩)
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