トヨタ自動車がシャープやNEDO(産業技術総合開発機構)と協力して、高効率な太陽電池パネルを搭載した電動車の公道走行実験を本年7月下旬から開始するそうです。
運輸分野におけるCO2排出量削減に向け、太陽電池活用の可能性を検証するもので、シャープはNEDO事業の一環として開発した変換効率34%以上(世界最高水準)の高効率な太陽電池パネルを製作。
トヨタがプリウスPHVのルーフやフード、バックドアなどに同パネルを搭載した公道走行用の実証車を製作。実証車では発電電力の大幅向上に加え、これまで駐車中にのみ行っていた駆動用バッテリーへの充電を、走行中にも行えるシステムを採用。電動航続距離の大幅向上を目指しています。
2020年2月末までの約半年間に渡り、都内や豊田市の一般道・高速道で実証走行を行い、様々な条件下で太陽電池パネルの発電量や駆動用バッテリーへの充電量を検証。今後の車載ソーラー充電システムの開発に活かす計画のようです。
実用化すれば電動車の航続距離大幅向上や、太陽電池パネルの新たな市場開拓が期待できそうです。
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(Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)