●マツダ6だけじゃない、マイナーチェンジで車名変更を行なっていたクルマたち
2019年7月4日、マツダのフラッグシップモデルであるマツダ・アテンザに、CX-5やCX-8にも搭載されている2.5L直4ターボエンジンを搭載すると発表されました。同時にマツダブランドをより鮮明にするため、車名を「マツダ6」へと変更されました。発売は8月1日から開始される予定です。
先日、発売されたマツダ3(旧車名アクセラ)をはじめ、スープラ(旧車名セリカXX)、シルフィ(旧車名ブルーバードシルフィ)、シャトル(旧車名フィットシャトル)など、フルモデルチェンジを機に車名を変更することは多いですが、マイナーチェンジで車名を変更することはめずらしいと思われます。
そこで、過去にマイナーチェンジや一部改良で車名を変更した車種を探してみました。
2018年ミニバンの新車販売台数No.1に輝いた日産セレナ。実は人気モデルのセレナもマイナーチェンジで車名を変更していました。セレナは元々「バネットセレナ」という車名で初代モデルが1991年6月に登場。1994年5月に行われたマイナーチェンジで内外装の変更を行うと同時に、車名を日産セレナへと変更しました。このセレナはエンジンを運転席の下に搭載するキャブオーバータイプで、後輪駆動を採用していました。
また、両側リアスライドドアをいち早く採用した5ナンバーサイズミニバン、プレーリーをルーツとする1998年11月に登場した「プレーリーリバティ」もマイナーチェンジで「リバティ」へと車名を変更した車種です。プレーリーは2代目ではプレーリージョイ、そして3代目ではプレーリーリバティと車名を変更しました。そして2001年のマイナーチェンジの際にプレーリーがなくなり、リバティとなっています。5ナンバーサイズでリアスライドドアを採用した利便性の高さでスマッシュヒットしたリバティは2004年に生産終了し、ラフェスタへとスイッチしました。
LLサイズミニバンブームを築いた初代エルグランドも実はマイナーチェンジで車名を変更していたのをご存じでしょうか。1997年に登場した初代エルグランドは販売チャネルの関係でキャラバン・エルグランド、ホーミーエルグランドが存在していました。見分け方はフロントエンブレムの色とリアのエンブレムでした。1999年8月に行われたマイナーチェンジでディーゼルエンジンを搭載されると同時に車名がエルグランドに統一され、フロントのエンブレムの色が白に統一されました。