GR Garage 東京 北池袋のオープン記念イベント開催。GR Garageとはどういう場所なの?

●RAV4開発リーダーも登場のスペシャルトークショー

実はGR Garage東京 北池袋のオープニングイベントは2部構成となっていて、2部にはとんでもない大物ゲストが登場しました。

先ごろ発売となった新型RAV4のチーフエンジニア佐伯禎一さんがその大物ゲスト!

通常はメディア向けの発表記者会見などでしかお話を聞けないチーフエンジニアの方が、実際に購入を検討される方々の前でお話をするということは異例中の異例。

この第2部には世界52カ国のラリーレースに参戦した寺田昌弘選手と清水宏保選手も登壇。こちらも用意された椅子では足りず、新たに椅子を用意するほどの盛況ぶりとなりました。

開発にあたっての様々なお話が飛び出したトークショー。いまや北米で一番売れているクルマとなったグローバルモデルのRAV4は実は北海道で走行テストを繰り返していた、その走行テストにはデザイナーや営業部門、そしてGRブランドのテストドライバーも参加しての総力戦だったというお話が非常に興味を引きます。つまりRAV4にはGRブランドの血も入っているのです。

様々な安全装備が用意されていることは当然ながら先進の4WDシステムであるトルクベクタリングAWDによって能動的に4輪すべてを制御してどんな道でも確実に走るという機能を紹介したところ、寺田選手はそれに対し「運転が上手くなったように感じられる。新機能というよりも、純粋に運転が楽しくなる機能」と付け加えます。また北海道に在住の清水選手は「北海道に住んでいると雪道を走る機会が多い。アイスバーンやわだちでも安心して運転できるすばらしい車」と語ります。

佐伯さんはトークショーの最後に「週末どこかに行こうかなと思っていただけるような自動車を作りました。いままでとは違った新しい時間の過ごし方をしていただけると嬉しい。(豊田章男)社長がよく言っていますが、工業製品のなかでクルマだけが“愛車”と呼ばれています。これからもお客様に愛を感じていただけるようなクルマを提供していきたい」と締めくくります。

1部、2部ともに定員オーバーの大盛況だったGR Garage東京 北池袋のオープニングイベント。ともに大型ゲストの登場でGR Garageにかける意気込みを感じるイベントとなりました。

(写真・文:松永和浩)

【関連リンク】

トヨタ モビリティ東京 GR Garage
https://www.toyota-mobi-tokyo.co.jp/gr_garage

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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