【新型デイズ ハイウェイスター ターボ 試乗】軽自動車のクラスを超えた「自然な走り」

●CVTのステップ加速制御が走りにもたらす恩恵

6年ぶりにフルモデルチェンジしたデイズの過給機付きモデル、『ハイウェイスターGターボ』(154万9800円)に試乗してきました。今回のモデルではエンジンを完全新設計としています。

CVTも新開発のものになっており、エンジンとの締結点数を4点から11点に増やすなど、パワーユニット全体の高剛性化にも貢献しています。剛性を上げたことでよりダイレクトな加速が味わえたり、静粛性が向上するといった効果も出ました。

また先進安全運転支援システムのプロパイロットを採用したことがニュースです。

サスペンションはFF車ではリヤにトーションビーム式を新たに採用し、フロントのストラット式と組み合わせます。

ボディサイズは全長3395mm、全幅1475mmで、全高は1640mmです。プラットフォームを一新したことでホイールベースは2495mmと大きくしています。これによって後席のヒザ前空間は710mmを確保しています。

リヤオーバーハングは従来モデルと同等ながら、ラゲッジルームは大きめです。後席を一番後ろにスライドした状態でも385mmの前後長を確保しています。

後席とラゲッジルームが広くなったら前席が狭くなった? いえ、もちろんそんなことはありません。実はエンジンルームの前後長を約8cm縮めることで、フロントシート周りの広さは確保したまま全体をサイズアップしているのです。

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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