DENSOがHV用の電動部品開発・生産体制強化で1,800億円投資へ

世界的に環境規制が強まり、電動車の需要拡大が見込まれるなか、来年4月にトヨタ自動車から電子部品の事業移管を受けるDENSO。

同社は5日、ハイブリッド車用の電動部品開発、生産体制強化に向け、グループ全体で2018年度から2020年度末までの3ヵ年で約1,800億円の投資を行うと発表しました。

これまでハイブリッド車向けのインバーターやモータージェネレーター、マイルドハイブリッド用の電池パックなどの開発、生産を行なっており、更なる開発、生産体制の強化の一環で来年5月には電動開発センターの開設を予定。

先行開発から試作、実証、量産ラインの立ち上げ・安定化までを一貫して行うことで、電動化領域の製品開発のスピードアップを図るそうです。

Avanti Yasunori・画像:DENSO)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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