高速道路での自動運転、来夏の法改正施行で「ながらスマホ・読書」可能に?

自動運転車の実用化に向けた道路運送車両法/道路交通法の改正案が8日、政府内で閣議決定されました。政府は自動運転「レベル3」の実用化を目指し、車両や運転の安全基準について法整備を進めています。

自動運転は「レベル0」(人間による運転)から「レベル5」(システムが全て運転)まで国際基準で6段階に分類されており、「レベル3」は、自動運転システムの故障時などに、ドライバーが適切に対応することが条件とされています。

新聞報道によると、道路運送車両法改正案では保安基準の対象に「自動運転機能」を追加。自動運転が可能な条件(速度・天候・時間等)については国土交通相が指定するそうです。今回は高速道路における渋滞など、低速走行時の自動運転を想定。

また道路交通法改正案では直ちに運転に戻れることを条件に、自動運転中でもスマートフォンの利用や読書等を認めるそうです。但しドライバーが運転席から離れたり、飲酒することはこれまでどおり禁止される模様。

今国会で成立すれば2020年夏にも施行される見通しのようで、いよいよ「自動運転」時代の到来が間近に迫りつつある状況になって来ました。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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