日産が2025年までに「インフィニティ」を電動車専門ブランドに

日産自動車が米国市場で展開する「インフィニティ」ブランドのクリスチャン・ムニエ社長が、同ブランドの今後の方向性について語りました。

「これまでドイツ勢の高級ブランドに対抗しようと努めてきたが、今後は成長目標を『電動化』に置く」としています。

そうしたなか、同社はデトロイトモーターショー2019において、ミドルサイズSUVコンセプトカー「QXインスピレーション」を披露。インフィニティブランド初の100%EVを示唆した1台で、新開発のEVプラットフォームを採用しています。

SUVプロポーションと四輪駆動のパワートレインを組み合わせた、新しいインフィニティ・デザイン・ランゲージを採用するなど、電動パワートレインの可能性とその特徴が際立つデザインとなっています。

新聞報道などによると、インフィニティは電動パワートレインを搭載した新型車を2021年以降に市場投入するとともに、2025年までにEVやHV等の電動車販売に特化したブランドになるようです。

Avanti Yasunori・画像:日産自動車)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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