自動車大手の2018年世界販売実績において、独フォルクスワーゲングループが1,083.4万台(前年比+0.9%増)を販売して3年連続首位を維持しました。
ロシアなど新興国での販売が好調で過去最高を更新。米中貿易摩擦の影響などで市場が冷え込むなか、前年実績を上回わる状況となっています。
2位のルノー・日産・三菱自アライアンスは1,075.6万台(同+1.4%)を販売。SUVに需要がシフトする米国において、日産がセダンの販売で苦戦する一方、三菱自が強みとする東南アジアの需要を取り込んで、アライアンスに貢献。
また3位のトヨタ自動車(含ダイハツ・日野)は1,059.4万台(同+2.0%)を販売。過去最多を2年連続で更新しており、欧州のほか、中国を軸とするアジア市場での販売が好調のようです。
2018年の世界販売は、いずれも1,000万台を超えるとともに前年比増となっており、フォルクスワーゲングループが2位のルノー・日産・三菱自アライアンスに約8万台、3位のトヨタ自動車に24万台の差をつけて首位を維持する結果となっています。
そうしたなか、トヨタ自動車は2019年の世界販売台数計画を1,076万台(+2.0%)に設定。今後も「C-HR」をベースにしたEVなど、電動車10車種を投入して、販売攻勢をかける考えのようです。
(Avanti Yasunori・画像:フォルクスワーゲン)
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