塗装面にキズの無い凹みならデントリペアがおすすめ!

【板金塗装でなく愛車の凹みを直すデントリペアとは?】

■年末年始のトラブルに対処

年末年始は運転に不慣れな人や、ドアを乱暴に開ける人など多く、気がついたら自分のクルマに凹み出来ていたというケースも多々ある。悲しいかな私は年末にヤラれました! リアドアのプレスラインの直前にボコ! ドアパンチという位置でも無く[武器]不明。いずれにしろ気になることだけは間違いなし。こんなキズであれば板金塗装でなくデントリペアが最も効果的です。

板金だと塗り直しになるため色合わせがカンペキにいくとは限らず経年変化の心配だってある。やはり品質を考えたら自動車メーカーの塗装のままにしておきたい。もちろん塗装が剥げていればいかんともしがたいけれど、凹みだけであれば相当大きなものでも対応可能だと思っていいだろう。修理時間1時間程度。エクボのような小規模の凹みなら1万円くらいの予算で済む。

ということでデントリペアさんの予約を取り、持って行く。まず見えやすいような光の状態を作り凹みの確認。5mm以上の長さあると言うことで「2万円になります」。5mm以下なら1万円とのこと。場所がドア部分のため、外側から引っ張るというアプローチを試す。特殊な接着剤で凹んだ部分にアタッチメントを付け、こいつをつまみ道具で引っ張る。単純な凹みならイケるそうな。

今回は上手く行かず。明確に凹んでいるため出なかったらしい。次なる手は内側に金属器具を入れ押し出す方法。ドア内張を剥がすとキズついたりするリスクあるため、特殊な道具使い窓ガラスとドアの間に空間作り、そこから金属器具を入れる。これまたドアの面積大きく、凹んだ位置も遠いため上手く行かず。やむなくドア内張を剥がし、直接ボディの内側から押していく方法を選ぶ。

凹んでる場所を直接押せるようになったらデントリペア屋さんの腕次第。今回お願いしたのは20年間の経歴持ち、弟子が何人もいるベテランだったため、凹んだ部分を押したり擦ったり、はたまた外側から樹脂製のポンチのような道具で叩いたりしながら鉄板の緊張を解いていく。大雑把なイメージからすると、凹んだストレスを散らすのだという。光線の向きを変えつつ20分くらい作業。

■見た目にはまったくわからないデントリペアの仕上がり

「こんなモンでどうでしょうか?」と仕上がったのが下の状況。少なくとも私の目だと全く解らない(ポンチによって出来た表面のクリア層のデコボコは軽く磨くだけで消えます)。今回は内装を剥がすという手間の掛かる作業になったものの、たいていの場所なら隙間や穴から金属棒を入れて作業可能とのこと。以上、修復に2万円。新年最初のお客と言うことで内装脱着はサービスでした。

デントリペアの業者探しだけれど、ネットで「デント+自分の地域」と検索すればたくさん出てくる。その中で評判や料金など考えながら選べばいいと思う。私の場合、料金より実績で選んだ。もっとリーズナブルなデントリペア屋さんもいます。ちなみに私が作業を頼んだのは練馬区大泉学園の『東京デントリペアらびい』という業者。作業レベルからすれば推奨出来ます。