時速200km!イーロン・マスク氏による渋滞知らずの地下トンネル構想とは?

EVメーカー「テスラ」や、火星への有人飛行を目指す「スペースX」のCEOでお馴染みの米・実業家、イーロン・マスク氏が12月19日、ロサンゼルス郊外の地下に完成させた高速地下交通システムの試験トンネル開通イベントを開催しました。

マスク氏は今回、2年前に立ち上げたトンネルの掘削会社「ボーリング」の経営者として登場。

「交通渋滞が嫌いだからトンネルを掘る」として昨年6月に掘削を開始。約1,000万ドルを投じて完成させた全長2km弱のデモ用トンネル入り口にEV「Model X」で乗り付け、車載エレベータで地下へ降りて行きます。

マスク氏が「Loop」と呼ぶこの新しい交通システムは、地上からエレベーターでEVを地下に下ろし、台車の上にセット、約200km/hの高速で地下トンネルを移動するというもの。

新たな地下道路網により、地上での慢性的な渋滞の解消を目指しており、同氏は「深さに制限が無く、耐候性がトンネルの利点。空飛ぶ車は雪や雨、台風に弱いが、トンネルは天候に影響を受けない」としています。

地下の三次元トンネル網構想実現への第一歩となるもので、今後は、この試験トンネルで、 実用化に向けた開発が行われるようです。

Avanti Yasunori・画像:TESLA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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