【Yahoo!検索大賞2018】クルマ部門はジムニー! 今年、検索エンジンを賑わせたヒト・モノ・コト。

●2018年、日本人が興味を示したキーワードは?

皆さんは1日何回「検索」するでしょうか。筆者にとって検索エンジンはもう電気や水道みたいなもんで、これがないと3日も生きられない気がします。そんななくてはならない検索エンジンの大御所「Yahoo! Japan」が、今年も「検索大賞」を発表しました。

「Yahoo!検索大賞2018」は、2018年に、前年よりも検索数が急上昇した人物、作品、製品などに送られる賞です。早速、Clicccarが気になったキーワードを見てみましょう。

■プロダクトカテゴリークルマ部門「ジムニー」

 

クルマ好きは心のどこかに、必ず「ジムニーほしい病」を抱えていると信じる筆者ですが、20年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたスズキ ジムニーがクルマ部門賞に輝きました。実際、7月のデビュー前から「ジムニー」の検索数はすさまじく、今年後半のクルマ関連キーワードを席巻した感があります。実車の出来栄えも素晴らしく、文句なしの受賞といえるでしょう。

■カルチャーカテゴリーアニメ部門「ポプテピピック」

 

近年、中高生の言葉遣いをいっそう堕落させた(笑)作品「ポプテピピック」がアニメ部門賞を受賞しました。ポプ子とピピ美が繰り広げるシュールでアバンギャルドな「クソ漫画」。マンガ自体の連載は数年前ですが、今年は1月から始まったアニメが検索数を伸ばしたようです。

■パーソンカテゴリー作家部門「矢部太郎さん」

 

昨年のカズオイシグロから考えるとギャップを感じますが(笑)、今年は「大家さんと僕」がベストセラーとなった矢部太郎さんが作家部門の1位に。矢部さん自身も「今年は僕でいいんでしょうか」とご謙遜されていましたが、あの本が醸し出す世界観は矢部さんでなくては描けないものですよね。ちなみに矢部さん、弊社の女性向けサイト「PeLuLu」でマンガの連載もされています。ぜひご覧ください。

■カルチャーカテゴリー小説部門賞「夫のちんぽが入らない」

去年も小林編集長が記事にしていますが、なんとこの小説、2年連続受賞を果たしました。検索大賞は「前年に比べて急上昇したキーワード」が対象ですから、2段ロケットのようなブーストがかかったことになり、ほんと頭が下がります。それにしても「君の膵臓をたべたい」とか、近年はチャレンジングなタイトルの小説が人気ですね。マンガ化に続き実写ドラマ化も決まったそうですから、今後も話題を呼びそうです。

なお、今年、検索数がもっとも急上昇した人物に贈られる大賞は「King & Prince」に(アイドル部門賞も受賞)。平成最後の検索大賞ということから特別に設けられた「平成生まれの著名人」では、羽生結弦さんと大坂なおみさんが受賞を果たしました。

(角田伸幸)

この記事の著者

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角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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