北米仕様が先行公開された次期「アクセラ」。ディーゼルエンジンは新開発された1.8Lを採用

ガソリン、ディーゼル、そしてハイブリッドと3つのパワートレインを搭載する日本車としては稀有なモデルが、マツダのアクセラ。

その新型がロサンゼルスで公開されたわけですが、パワートレインはガソリン、ディーゼル、そして量産車世界初の「火花点火制御圧縮ガソリンエンジン(火花をきっかけにした圧縮により燃焼するエンジン)」の「スカイアクティブ-X」を搭載するとのこと。

ちなみにスカイアクティブ-X」は、小型のモーターを組み合わせたシンプルなハイブリッドも搭載しています。

で、話はディーゼルでした。現行モデルのディーゼルエンジンの排気量は、当初2.2Lがデビューし、途中から1.5Lも追加されました。新型もその2本立てで行くのか……と思いきや、ちょっと違うみたい。マツダのメディア向け資料によると「ディーゼルエンジンは1SKYACTIV-D 1.8を搭載」とのこと。つまりは排気量1.8Lというわけですね。

排気量1.8Lのディーゼルエンジンといえば、今年のCX-3のマイナーチェンジで1.5Lエンジンに代わって搭載された新開発。パワーと経性のバランスとしてはマツダ3にとってもベストな選択といえるでしょう。

ただ、現行モデルに積んでいる2.2Lのアクセルを踏み込んだ時のググッとくる力強い加速感に魅力を感じているなら、新型の1.8Lはちょっと物足りないかもしれませんね。日常領域での動力性能は、1.8Lどころか1.5Lでも十分なのですが。

(工藤貴宏)

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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