【CR-V・ハイブリッドモデル試乗】基本的にEV、最適時にエンジンが起動する「i-MMD」。エンジン起動時のフィールはより自然に

運転してみると、EVモードで走行している際の静かさ・スムーズさは当然として、CR-V用i-MMDシステムの白眉はエンジンがかかったときの自然なフィールです。

というのも、この種のシステムでは耳に入るエンジン音と実際の車速や加速感が一致しないことがどうしても起こるはずなのに、その違和感が薄いからです。

聞けばCR-Vの開発では、実際の車速増加分とエンジン回転上昇カーブをなるべく揃える制御を行い、ドライバーにとって違和感のない走りを追求したとのこと。

また同時に、微細なブレを伴って上昇しているエンジン音に対し、そのブレを補うようなサウンドを追加発生させるASC(アクティブサウンドコントロール)というシステムで違和感を減らすなど、ソフト面からも自然なフィールをサポートしているのです。

これらの努力で、モーターのみで走っているときも、エンジンがかかったときもスムーズに走る印象をドライバーに与えているのでした。泳ぐ白鳥が優雅に見えて、水面下では足を動かしまくってるって感じ。

なお、エンジンの最高出力と最大トルクは145ps/6200rpm・175Nm/4000rpm、モーターの最高出力と最大トルクは184ps/6200rpm・315Nm/4000rpmとたっぷりとしています。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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