新型トヨタ・スープラの新たな開発車両を、ブタペストでカメラが捉えました。同時にこれまでには見られなかったレーシーなコックピットも撮影できました。
目撃した謎の開発車両はトヨタが公開しているプロトタイプに似ています。しかし、OMPホイールを装着し、カーボンファイバードアパネルを持っています。またボディには「A90」ではなく、「A110」のナンバーが貼られています。さらにロールケージも見られ、高性能モデルの可能性が高いようです。
先日、Gazooレーシング・チーフエンジニアであり、スープラ新型の開発責任者、多田哲哉氏が語った軽量モデルのハードコアレーサー、または、「GR」の開発車両と予想されます。
激写したコックピットには、これまで撮影に成功した市販型ベースモデルとは異なり、アルカンターラ製ステアリングホイール、レーシングカー仕様が見てとれます。
スープラのパワーユニットには、デュアルクラッチ・トランスミッションと組み合わされる2バージョンの2リットル直列4気筒エンジン、トップモデルには3リットル直列6気筒オーバーブースト付きターボエンジンをラインアップが予想されています。最高出力は、下から200ps、250ps、直6モデルは300psを超えると明かされています。
またハイパフォーマンスモデル、「GR」に搭載される3リットル直列6気筒エンジンは、最高出力400ps以上となることが噂されており、今回捉えたプロトタイプが、その可能性もあります。
ベースモデルの新型スープラは、既にオンライン先行予約がイギリスで開始され、300台が完売。市販型のワールドプレミアは2019年1月のデトロイトモーターショーが有力です。
(APOLLO)