六本木にヴィジョンクーペが出現。マツダが「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2018」に参加

日本の美意識にこだわり、エレガントなクルマを生み出し続けているマツダ。同社は世界のあちこちでデザインイベントなどに参加していますが、今度は都心の東京ミッドタウンで開かれている「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2018」に参加しました。

同イベントへのマツダの参加は7回目。今年は「Breathing Life into Things(モノに命を吹き込む)」がテーマで、初日の19日にはトークショーも行われました。ステージの傍らに展示されたのは、昨年の東京モーターショーでヴェールを脱ぎ、今年初め、フランスの国産自動車フェスティバルで「Most Beautiful Concept Car of the year」に選ばれた「MAZDA Vision Coupe」です。

トークショーでは、マツダのデザインブランドスタイル担当常務執行役員の前田育男さんと、「写真に魂を与える」という理念を持つファッションメディア「イタリアVOGUE」のゲストエディターマイケル・ヴァン・ホーン氏が登壇し、展示内容の紹介を行いました。

 

カーデザインとアート写真は一見かけ離れたように思えるテーマですが、「モノに命を吹き込む」という点では類似した行為。巨大パネルに飾られた息を飲む写真と、MAZDA Vision Coupe組み合わせは、まさに「命を吹き込まれたモノたち」の見事な成功例だと思いました。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2018」でのマツダの展示は10月28日(日)まで。美しいデザインに酔いしれたい方はぜひ足をお運びください。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2018」
マツダ デザイン ビジョン モデル展示概要
場所:東京ミッドタウン キャノピースクエア
日時:10月19日(金)~10月28日(日)11:00~19:00 ※荒天中止
料金:無料

(角田伸幸)

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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