2009年F1ワールドチャンピオン、ジェンソン・バトンの所属するチームクニミツ(100号車/RAYBRIG NSX-GT)がSUPER GT2018シーズン初優勝を成し遂げてから、早1カ月。幸運にも私はその瞬間を現地で見る事ができ、嬉しくて涙が止まらなかった事が昨日のように思い出されます。
前回の記事では金曜日〜土曜日の様子をお届けしましたが、今回は決勝日の模様をお届けします!
■9月16日(日)
いよいよ決勝日がやってきました。今日は昨日の雨が嘘のような快晴。あまりの暑さに、じっとしているだけで汗が落ちるほどです。
決勝日もバトンは、早朝からサイン会やドライバートークショーに大忙し!
サイン会で昨日の夜はリラックスできたか聞いてみると、「できたけど、今日は忙しいね」と少しお疲れ気味でしたが、それでも笑顔を見せながらファンに接している姿が印象的でした。
サイン会終了後、チームガレージの前にいるとクリアファイルやピンバッジといったチームクニミツ応援グッズが貰えますよ。
チームクニミツイメージキャラクター、サメのRAYくんのライトキーホルダーはさすが自動車電球を手掛けるRAYBRIGがメインスポンサーなだけあり、とっても明るいんです。普段使いのバッグにさりげなく付け、いざとなったらライトオン! 私的お気に入りアイテムです。
レース直前にコース上のグリッドについたマシンやドライバーを間近で観ることができるグリッドウォークでは、バトンの周りに人、人、人、人! いかに注目されているかが分かります。
100号車のスタートドライバーはベテランドライバーの山本尚貴選手。「スタートドライバーじゃなくて良かった」と少しほっとしたものの、それでもポールポジションからのスタートにお昼ご飯が喉を通らないほど緊張していることに気が付きました(笑)。
100号車は好スタートを決めたものの、25周目の1コーナーで12号車(カルソニックGT-R)にインをつかれ、2番手に順位を落としてしまいます。
そしてレースディスタンス半分の40周を前にした35周目に、バトンにチェンジ! クラスの違うGT300のマシンをぐんぐん抜きながら、前を走る12号車に近付いていきます。
開幕当初は「GT300クラスをオーバーテイクするのが難しい」と言っていましたが、すっかり慣れた走行に「GTドライバー、ジェンソン・バトンになったんだなぁ」としみじみしちゃいました。