この姿が見たかった!ジェンソン・バトン、SUPER GT初優勝に涙【ジェンソン・バトン応援観戦記~SUPER GT2018 第6戦 SUGO・後編~】

さらに走行4周目にして、12号車をオーバーテイク! 首位に躍り出ました。

F1現役時代のような鋭いオーバーテイクに大興奮でしたが、ゴールまで残り半分。トップになったのは良いものの、逆にゴールまでの42周が永遠のように長く感じ「このままゴールまでタイムスリップして!」と願うほどでした。

順調にレースが進むも「魔物がいる」と言われるスポーツランドSUGO。最後の最後にその姿を現しました。

まず70周目にセーフティカーが導入され、今まで築いてきた差が水の泡に……(涙)。リスタートで首位をキープできたものの、さらに魔物はバトンを苦しめます。なんとS字カーブで一般車のような白いプリウスアルファが目の前に現れたのです。これにはバトンも慌ててブレーキング。トップ2台の差が、一気に縮まってしまいました。

それでも100号車はSUGOの魔物に負けず、見事トップでチェッカーを受けました! 久しぶりの優勝に、ファイナルラップから流れ続ける涙。バトンが優勝したのは2012年F1ブラジルGP以来、日本での優勝は2011年日本GP以来となります。

「この姿を見たかったんだよなぁ」と感慨深い気持になり、またしても涙が溢れてきます。

表彰式のシャンパンファイトならぬスパークリング日本酒ファイトでは、お酒が苦手だという山本選手の頭上から容赦なくかけたり、まるで子供のようにはじゃぎまくるバトン(山本選手むせていましたが……苦笑)。

そんなバトンの笑顔を見ていたらさっきまで止まらなかった涙があっという間に乾き、見ている私まで笑顔になりました。

レース後「おめでとう!」を言いたかったのですが、新幹線の時間が迫っていたので泣く泣く断念。また次の機会に伝えられればなと思います。

今シーズン、何戦か現地でSUPER GTを観戦していますが、やはり応援しているドライバーが優勝した姿を見ると感動もひとしおですよね。この優勝により、チームクニミツはシリーズチャンピオンシップのトップに。残りは「Rd6.オートポリス」と「最終戦モテギ」です。

チームクニミツがチャンピオンを獲得するその瞬間を目に焼き付けるため、現地に行って全力で応援します!

(yuri)

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この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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