市販型が見えてきたメルセデス・ベンツ 新型Bクラス、ファミリー層に照準

メルセデス・ベンツのコンパクトミニバン・新型「Bクラス」の最終デザインが見えてきました。

今回捉えた最新プロトタイプでは、これまで隠されていたリアクォーターウィンドウの形状まで露出。いよいよワールドプレミアへの準備が整いつつあるようです。

新型モデルでは、「Aクラス」と共有する最新世代の「FMA 2」プラットフォームを採用しますが、「Aクラス」ハッチバックと比べはるかに高いウィンドウや、広い室内空間を持つことで差別化を図ります。

また「Aクラス」のシャープでスポーティなボディシルエットに比べ、丸みを帯びたデザインも特徴のようです。はじめて露出したリアクォーターウィンドウはキックアップされており、現行モデルよりコンパクトながら躍動的なイメージに。キャラクターラインは現行モデルのようなスポーティなデザインではなく、水平基調に近く落ち着いており、ファミリー層をメインターゲットに絞っているようです。

よって、「B35」や「B45」のようなホットバージョンの設定はないと思われます。

室内には「Aクラス」から流用されるデュアル・デジタルディスプレイ、「MBUX」インフォテインメントシステムも搭載されるはずです。

パワートレインは、1.5リットルディーゼルエンジン、1.6リットルガソリンエンジン、新開発2リットルターボディーゼルのラインアップが予想されるほか、48Vプラグインハイブリッド、さらにはフルEVモデルの設定も期待できるかも知れません。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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